昨年度に各校のwifiが整備され、本年度いよいよ1人1台タブレットを活用した学びがスタートしています。中央区教育委員会からの説明を元に、概要と私が気になる点をまとめてみました。
まず前提として、端末は「毎日持ち帰る」「家庭学習はドリルパーク中心」と示されています。
※欠席連絡のオンライン化と配布物(おたより)デジタル化についてはコチラのブログでお伝えしました。
※文部科学省の詳しい説明「GIGAスクール構想」
【端末貸与】およそ10万円(保険料含)
・Surface Go 2(マイクロソフト社)
・学校外はLTE(月に20GB)
・キーボード付きタイプカバー
・タッチペン(学校用)
端末管理は「JECC」に業務委託、こちらで端末保険加入もされている。
持ち歩きのケースや自宅用のタッチペンは別途、任意自費購入
【ソフト】およそ10万円
・協働学習:SKY MENU Class、ムーブノート
・個別学習:ドリルパーク
・学校と家庭をつなぐ:Google Workspace for Education
・フィルタリング:i-Filter
<同意書>
中央区教育委員会が基本を示し、各校でアレンジしてFIXしたそうです。「故意または重過失の際には、保護者負担で端末を交換」となる点に問い合わせが多くありました。上記端末の保険でカバーされない状況を指しているようです。この認定や判断は委託業者を通じてなされ、基本的に減価償却の考えはないそうです。つまり、上記各10万円を合わせた「1台につき最大20万円の家庭負担」に同意する内容です。
<運用ポイント>
・自宅等のwifiへ接続できない
・フィルタリングによりアプリのダウンロードはできない
・ID付与は子どもの分のみ
<高橋まきこが気になる点>
1)学校外はLTEだけで十分な学びとなるか
今のところ「家庭学習はドリルパークが基本」とされているのだが、コロナの影響や学級閉鎖等の休校時に、授業参加ツールとしておくべきではないかと思う。今後の「デジタル教科書」の活用含め、授業にアクセスできる環境づくりは必須と考える。例えば、zoomを1時間つなぐと1GB消費するといった考え方がある中では、月に20GBはどうかと考える。
2)Googleアカウントは1つ
学校と家庭の連携強化を目的としているが、子どものアカウントを用いて実施することになっている。欠席連絡やお便りのデジタル化などがそれにあたる。アカウントの共有は「学びの保障」において問題がないのだろうか。
3)SKY MENUの活用と維持
恐らくソフト費の大半を占めているであろうSKYが必要だったのか気になります。
これは全体のソフト管理としての容量や全体の動きの支障となる可能性もあり、維持管理も素人では難しいのではないかと専門家は話しています。
ここがバージョンアップや維持管理コストの負担になっていかないのか、今後注視していきます。
今後も確認を続けていきます。各校の取り組み「これ知ってる?」も教えてください。
みなさまのご意見もぜひ、中央区や高橋まきこにお寄せください。
【関連ブログはコチラ】
令和3年度予算委員会教育費の質問(2021.3)
東京都の教育スマートスクールプロジェクト(令和3年度予算)
高橋まきこ一般質問で欠席オンライン等を質問(2020.11)
中央区GIGAスクール構想の実現に向けた端末整備へ(2020.9)
★★★★★★★
みなさまからのご意見もぜひお寄せください。お待ちしています。
※中央区から直接の返答を得たい場合は「区長への手紙」から伝えて求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。