川崎市子ども夢パークを視察 学びの多様化地方議員連盟

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

学びの多様化地方議員連盟 にて、川崎市の夢パークを視察しました。見学のほか、初代所長の西野さんと多様な学びプロジェクトの生駒さんから、じっくりとお話をお聞きしました。「ゆめパのじかん」の映画でも広く知られ、国内外から年間200件を超える視察を受け入れているそうです。ゆめパのみなさま、川崎市のみなさま、貴重な機会をありがとうございました!

【自己肯定感の低い日本の子どもたち】
ユニセフ「子どもの幸福度ランキング」において、日本は、身体的健康が1位に対し、精神的幸福度は最下位に近い37位に位置しています。西野さんは「正しさ」「完璧」を求め、「ちゃんと」「ふつう」を求め過ぎる家庭に危機感をもっているとのことでした。子どもたちはみんな、やってみたいこととやりたいことに満ちあふれています。やってみたいことに集中できる「子どもの時間」が削られ、やらねばならないことが優先されている社会について、深く考える必要があるというお話でした。

【子どもの自信を奪う大人の不安】
30年以上、子どもたちの居場所をつくって、子どもたちと向き合う中で「無気力だから不登校になった子どもに会ったことはない」と言います。10~39歳の死亡原因の第一位は自殺です。子どもが学校にいけないということだけで死んでいく子どもたちを見過ごすことはできないと、思いを共にしました。無理に学校復帰した子どもたちの経験は、子どもの人生に大きな影響を及ぼしていることもわかっています。

不登校支援は、まずは親支援。保護者が安心している状態をつくることが大切だと言います。ここは心身に障がいがある子どもも利用できる居場所です。保護者が安心し、子どもが生き生きとして世界に羽ばたいていく様子をお聞きして、胸が熱くなりました。

【子どもの意見を聞く、子どもの権利】
「川崎市子どもの権利に関する条例」は、2000年12月21日、川崎市議会において全会一致で可決成立し、2001年4月1日から施行されています。この条例を具現化する「子ども夢パーク」を実現するために、子どもの声を聞いてつくることを大切にしたと言います。子ども委員(大人の倍の人数!)が意見を出し合ってきたそうです。子ども委員会の子どもから大人へのメッセージを紹介いただきました。
「まずおとなが幸せでいてください。(省略)おとなが幸せでいてほしいのです。子どもはそういう中で、安心して生きることができます」

企画運営メンバーと西野さん

【高橋まきこが目指す未来】
不登校という言葉を変えたい。心からそう思いますし、笑顔の大人たちを見て、子どもたちも安心して笑顔になるものだと感じています。子どもはまず、こちらがどんな表情か、じっと見つめていますね。「子どものためです」と説明を受け、困惑している保護者の方々からのご相談は少なくありません。保護者の悩みに歩み寄ることなく、子どものための事業がより良くなることはあるのでしょうか。中央区は子どもの権利条例制定を否定していますが、中央区こども計画がこれから動き出します。こども基本法と共に、子どもたちの笑顔につながるように、あきらめずに取り組みを続けます。

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