予算委員会4日目、福祉保健の質問60分を担当しました。これまで2年間、この分野に常任委員として、議論に注力してきました。今回は子育ての分野を中心に質問を組み立てました。
長文ですが、まずは速報としてレポートします。気になるところをチェックしてみてください。
ご質問やご意見もぜひお寄せください!
令和3年度の注目ポイントは「とうきょうママパパ応援事業」の導入です。
これに付随して「東京都ベビーシッター支援事業」の導入が実現しました。
区民のみなさまからの声も多く、私も要望を続けてきましたので、とってもうれしい!
NEW★ベビーシッター(一時預かり保育)
・中央区民はいつから使えるの?→4月からの利用開始に向けて準備している
・東京都は未就学児全体、365日、年に144時間までと拡大の方向性、中央区は?
→当面は2歳児クラス(満3歳の年度末日、乳児)まで、年間96時間までが対象(東京都の令和2年度までの対象)
対象拡大は「ニーズを確認していく」と慎重な姿勢でした。
私からは、これは東京都の支出金事業なので(区の負担なし)、制度を広く導入することで本質的なニーズに対応するものだとより迅速な拡大を要望しました。※過去ブログ参考
★産後ケアは宿泊型だけで十分なの?
もっと長く利用できたら、など帰宅後の新生児の子育てに不安の声は多く、私も深く共感しています。新たに「オンライン相談」も取り入れるとのことですが、母乳相談などの支援を引き続き要望します。
★妊婦全員に保健師・助産師が面接することが必須に。どうやるの?
保健所の予約を取ってもらうか、オンラインと組み合わせるかということを検討しているとのこと。→この機会がとっても大事!つながりの第一歩として、情報提供や共有の機会となるよう要望しています。
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★病児病後児保育「居宅訪問型」導入を要望
以前のブログで詳しくお伝えしたように、今、必要な事業のひとつです。
子ども子育て会議でも2015年当初から、ずっと要望が続いていますが、検討には進みません。
今日も「子どもが病気の時は両親がまず休む。区は必要最低限のことを。」と答弁がありました。
本当にそれでいいのでしょうか。
ひとり親やワンオペ育児の保護者は「自分しかいない」状況で、仕事はいつも休めるのでしょうか。
先日の保活座談会でも「保育園と仕事」の両立において、どのくらい休まなくてはならないかを不安に思う保護者の声が多くありました。みんなはどう対応しているのかという質問も続きました。
心配や不安な気持ちを抱えて働く辛さは、言葉にできないものがあります。
「どちらかが休めばいい」なんて、私には言えません、とても。
この点は「地域の中での子育て力を強化していきます」(中央区基本構想)という中央区の方向性に沿っているのか。確認と訴えを続けていきます。
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今は家庭へのアウトリーチ支援が必要です。
相談できる誰かがいること
家庭の中に入って「気づく」ことができる人がいること
そうした本質的な支援となるよう、引き続き要望を続けていきます。
私一人では、今日のように不十分です。
どうか、同じ思いのみなさま、一緒に声を届けてください。
心からのお願いと共に。
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★多胎児支援(ふたご、みつごの子育て)
ツインズクラブが初めてオンライン開催されました!
1年間開催がなかったので、本当にうれしい!
今後のご案内にSNSを活用すること、自主グループ化への支援継続、妊娠時からの情報提供を要望しました。
★ゆりのき(発達支援センター)
初回面談まで最長で3か月待機になっていたが、幼児室自体の待機はないとのこと。
子どもの成長は待ったなし!速やかな支援の開始と多様な支援について要望しました。
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注目★台東区との共同モデル事業(児相)が10月からスタート!予定
台東区日本堤子ども家庭支援センターにて、東京都の共同モデル事業(いわゆる練馬区モデル)を実施し、児童相談体制強化と職員の人材育成(主に研修など)を図るとのことです。
中央区からの常駐職員はなく、必要に応じて出向くこと、予算は台東区までの旅費と消耗品費に留まる支出込みであることを確認しました。今後は里親交流会など、ノウハウを活かして、中央区でできる取り組みも検討していくとのことでした。
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今日の質問時間はここでタイムアウト、涙。子育てのご要望を伝えてくださったみなさま、また次回以降に取り組みます。すみません!
会議傍聴したい、児童遊園の喫煙なんとかして、学童のお弁当が大変、早く一時預かり保育をweb予約にして&整理券を全区施設に、などのお声をいただいています。
※お詫び:対象年齢に誤解を招く表現がありました。正しくは「満3歳に達する年度の末日まで」です。保育園の学年で2歳児(乳児クラス)までとなります。
【参考:関連過去ブログ】
★★★★★★★
みなさまからのご意見もぜひお寄せください。お待ちしています。
※中央区から直接の返答を得たい場合は「区長への手紙」から伝えて求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。