いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
今日、中央区議会で担当する福祉保健委員会でした。ご意見をいただいた「中央区の子どもの保育時間はなぜ17時までと、18時まで、22時までか」について、質問しました。晴海にお引越しされた方から「保育園の3月募集がなくて申し込みができず、困っている」とご相談があり、確かに!と調べてみると不思議な状況がわかりました。
【17時までの保育】
・一時預かり保育
・こども園 の1号、2号(幼稚園枠)
【18時までの保育】
・区立幼稚園 の預かり保育
・学童クラブ の保育
区議会では、この保育終了時間の違いの根拠、考え方を質問しました。中央区は17時と18時までとしている理由について、児童福祉法の「昼間」に基づく、区の解釈だと説明しました。しかし、第六条の三において、学童クラブの「放課後児童健全育成事業」に「昼間」とあり、一時預かり事業にも「昼間」とあり、どちらも同じ「昼間」とされています。このことから「昼間」の解釈に17時と18時と違いがあることがわかり、納得ができませんでした。参考までに、認可保育所は保育標準時間が18時30分までで、短時間保育だと17時までです。
【22時までのなぜ?】
17時以降の保育として トワイライトステイ がありますが、こちらは22時まで、です。
中央区ベビーシッター利用支援事業 も、助成対象とされる時間は22時まで、です。
この理由も本日、改めて確認しましたが、
「子どもの年齢を考えると、自宅に帰り、就寝するまでにおいて現実的な時間」
「労基法における就労時間に基づく判断」
という説明でした。
しかし、トワイライトステイもベビシも、必ずしも就労のみを要件としていないため、こちらも私は納得できませんでした。中央区は子どもショートステイ(泊まれる)施設が区内にありません。区内の夜間の受け入れ対応強化は必要だと思っていますし、要望はずっとあります。わずかだからと、切り捨ててはならないと思っています。
【複雑な支援を改めよう】
今回の終了時間の差を取り上げて質問しましたが、そもそも子育て支援は複雑でわかりにくいと言われています。支援と支援の狭間となると、いくつもの支援を組み合わせなくてはならず、その手続きの煩雑さから「頼ることをあきらめる」と、保護者は言います。
「結局、使ってほしくない、ということですよね」と言われます。
本当に支援を必要とする方は「助けて」とは言いません。自然と離れていくため、中央区とのつながりが途切れます。保護者のうつや、子どもへの虐待などを予防するための支援でもあるはずなのに、途切れてしまっては意味がありません。保護者や子どもの困りごとは複雑で、複合的な理由によるものになっています。要件を厳しくして対象者を限定せず、ゆとりのための支援をもって「予防」できる支えであるべきだと要望しました。
<まきこのキモチ>
今回は中央区に転入された方から、私のホームページ、お問い合わせフォームにお困りごとを送っていただき、乳児がいらっしゃるとのことで、オンラインにてお話を聞かせていただき、質問をまとめました。どの制度も支援も知っていたはずなのに、そのお困りごとに「ハマる」ことに気づけていなかった自分がいます。このように「気づき」はいつも、区民のみなさまの声にあり、本当に感謝しています。
きっと次につながる。
区議会議員になって6年間、常任委員会は希望を叶えていただき、ずっと福祉保健委員会を担当しました。今期(区議会は4月末で1クール)最後の機会で、中央区の子ども子育てに関わる質疑の節目だと思うと、胸が熱くなりました。6年間、福祉保健委員会に関わる区の職員をはじめとするみなさまにも、私自身を育てていただきました。ありがとうございました。
これからも中央区に関わる全ての方が、妊娠・出産・子育てを喜び合い、全ての子どもたちが自分の人生に希望を持てるように願い、活動を続けていきます。

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