児童養護施設の視察から子どもの未来を考える

超党派の地方議員活動「親子・子育て応援ラボ」の活動にて、足立区の児童養護施設、クリスマスヴィレッジさんを視察訪問させていただきました。昨年の渋谷区、児童養護施設若草荘さんの訪問、昨年末の日本子ども虐待防止学会とご縁のつながりがあり、今回、快くお引き受けいただきました。こちらの施設は児童養護施設に加え、足立区のショートステイ事業も実施しているため、多くの子どもが過ごしており、関わる職員規模も東京都内最大規模であるとのことです。

 

現在の法制度や事業の課題から、子どもたちの健康や人権をいかに大切にしていくかといったことまで、幅広い課題を提起いただき、共に考える時間になりました。施設の視察は、机上で「予算がない」という話をすることに留まらず、実際に広さを確認したり、備品の状況をみながら、何がどう滞っているのかを確認することができるため、とても有意義で理解が深まると感じています。

 

「子どもたちの将来を考えた時、誰が全体の方向性を決めているのか、全く見えない」といった施設長のお言葉が深く心に残りました。

・児相と子ども家庭支援センター連携の課題
・グループホームは近隣との緊張関係が高まること
・夜勤がなくても実際は対応が発生するために無給で深夜に働いていること
・アウトリーチをしないとつながりを続けることが難しいこと
・貧困対策は待っていても解決しにくいこと
・医療へのアクセスのために東京から青森まで移動している子どもがいること
など、確かな喫緊の課題が多く山積していることに気付きます。

 

「ALL東京になっているのか」

区児相設置が進む中で、書式は統一されず、請求作業などの事務作業はどんどん膨らんでいると言います。措置数が増えている中で、事務作業量が膨らむ方向性は、子どもと向き合う時間の削減になってしまいます。

 

 

今日の課題を、中央区や東京都、国と確認を取りながら、全ての子どもたちの幸せの実感にいかにつなげられるのか、できることから取り組みを続けます。そして虐待予防の観点から、母子支援施設や里親など、多機関の連携が重要であることも、再認識したため、こうした施設がない中央区が、いかに他区のこうした施設と連携しているのか、また区内の発見や戻った後にどう代わる支援をしているのか、確認したいと思います。

 

視察に協力くださったみなさま、ありがとうございました。