男性育休取得は24% 中央区民に聞きました

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

4年に1回実施されている「中央区子育て支援に関するニーズ調査」の速報版が子ども子育て会議にて公表されました。今回は、父親についてお伝えします。

【子育てを主に行うのは?】
主に母親:63,7%
父親・母親とも同じくらい:34.9%

父母とも同じくらいが4年前は24%だったので、10%増えたことがわかります。そもそも、ですが、このアンケートの回答者は84.2%が母親のため、母の視点からの回答が主体ではあります。

【育休取得】
母親が取得した:72.4%
父親が取得した:24%★

父親の取得★が前回の8.6%から3倍に増加しており、国や企業の取り組みが着実に進んでいるように捉えます。一方で気になるのはその期間です。

母親の育休取得が
6ヶ月以上1年未満:29.6%
1年以上1年6ヶ月未満:28.7%
1年6ヶ月以上2年未満:20.7%

父親の育休取得が
2週間未満:35.7%
2週間以上1ヶ月未満:24%
1ヶ月以上3ヶ月未満:22.8%

2週間は母体保護を考えると、もうちょっと長くは難しいでしょうか、と思いますが、みなさまはどう感じますでしょうか。育休取得していない理由として、父親は「仕事が忙しかった(52.8%)」「配偶者が取得した(30.3%)」「職場に取りにくい雰囲気があった(28.7%)」と回答されています。

【父親への相談対応は足りない】
最近よくお声かけいただくのが「夫の育休が取得できない」というご相談です。取りたくても取れない、なんとか取りたい、というものです。先の3つ目の取れなかった理由に起因するご相談です。子どもの成長、妻の体調、復職とどんどん変化していく生活において、いつ、いかに取得できるのか、深く悩んでいらっしゃいます。思い通りに社内のヒアリングで伝え、取得できている方もいますが、そうした「風土」がない職場で、ひとり孤独に悩む父親も少なくないのです。

東京都による相談( TOKYOはたらくネット )は充実してきましたが、私が伺って思うことは「地域の子育て支援や保活と密接な関係がある」ということです。中央区の子育て支援や保育園の状況把握があって、初めて働き方の相談相手になると実感しています。その点で、中央区の父親への子育て相談体制は不十分だと感じています。

9月の中央区議会一般質問にて、中央区に確認をしたところ
・男性も相談対象と周知する
・赤ちゃん天国や乳幼児クラブを案内してパパの孤立化を防ぐ
と中央区は答えました。

進んでいると実感しますか?

これからもみなさまにお聞きしていきたいと思っています。

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