児童養護施設 東京サレジオ学園を視察しました

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

児童養護を真剣に考える地方議員の有志で、小平市にある児童養護施設 東京サレジオ学園 を訪問し、視察させていただきました。田村園長をはじめみなさま、丁寧なご説明をありがとうございました。

施設は街並みから自然につながっていて、自然豊かで広大な庭園が見える頃には、まるで高原か、北欧にでもいるかのような、トリップしたような感覚にひきこまれて、まるで軽井沢のようでした。

【子どもたちへの思い】
「子どもたちが愛されていると感じられる関わり」を大切に、取り組んでいるとのことです。あらゆる空間からも、関わる方々からも、そうした温かさを感じました。

法律が守れればいい、という程、こちらにはルールがほとんどないと言います。地域の学校に通い、友達を連れてきて遊ぶこともできるそうです。部活やアルバイトなどもできるという「あきらめなくていい」が、どれほど大切なことかと思います。

これまで数多くの一時保護所や養護施設を拝見してきましたが、門限や当番表からお風呂の入浴順など、あらゆるきまりごとがあったように思います。それは誰もが快適に過ごすための工夫だったのですが、こちらは特別で、空間のみならず、開放的な雰囲気に癒される気持ちになりました。

【家庭的な居場所づくりのために】
親などから離れて過ごす子どもたちのほとんどが児童養護施設で暮らしていますが、国は、家庭的な居場所がよいという方向性の下、小規模化を推奨していて、6人以下のファミリーホームやグループホームなどにシフトしていくように示されています。

サレジオ学園は全体で100名近くの子どもたちが過ごせるお部屋を確保していますが、この小規模化を進めるために、6人以下の単位に、施設や運営のシフトを進めているそうです。これが経営の安定にもつながり、重要な取り組みだとお聞かせいただきました。

施設は維持も管理も、そして建て替えなど、多くの人のくらしがあるからこそ、コストもかかります。誰が何を担い、子どもたちのくらしの質を向上させることができるのか、一緒に考えました。施設を見学する度に、いつも「これはどう予算化したらいいのだろうか」と悩みます。無駄遣いすることではないのに、その事業設計は悩ましい課題が山積しています。

【地域とつながっていくために】
訪問した日は、近隣に暮らす地域の親子に向けて居場所を開いていました。魅力的な居場所は「子どもが帰りたくないと言う」程に、大人気でした。街の人に愛されて、集う、ステキな居場所になっていました。

高校を卒業し、自立していく子どもたちもまた、時にはこちらに立ち寄ったり、信頼関係を続けていくそうです。

私自身、こちらから帰る頃には、すっかりデトックスされていました。景色や人に癒されたのだと思います。

児相からの連絡によって、こちらでのくらしが始まる子どもたちは、いろんな悩みや不安、葛藤、悲しみを抱えてやってくるのだと思います。しかし、きっと大きな愛と癒しに育まれて、自分を大切にしたいと思い、巣立っていくのではないかと期待します。

<虐待は大人になって終わりじゃない>
オレンジリボン運動、私たち一人ひとりができることを考える会が、銀座ブロッサムで開催されます。ぜひ一緒に参加して、理解を深めてみませんか。

第21回 子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会
2023年11月5日(日)銀座ブロッサムにて
予約不要、参加無料、ライブ配信あり

特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワーク主催

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