いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
銀座で不定期開催している「フェムケア塾」のvol.2のテーマは「同意」でした。性的同意について、連日話題になっていますが、そもそも同意とは何か。
フェムケア塾は、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座にある、骨盤底筋サロンにて、様々な分野のプロフェッショナルが集い、話し合いながら学ぶ場になっています。性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」の呼びかけ人のお一人でもある、北原みのりさんと八丁堀EASE女性のクリニックの丸山院長のお二人が、専門家として企画・運営してくださっています。
【同意を学生に伝える機会】
人権、性暴力が社会問題になっている中で、子どもたちに同意をどんな場で、どう伝えたらいいのかを
私自身が悩んでいました。そんな中、みのり先生が「とある有名なフリースクールにて中高生に向けて同意を伝える機会があった」とお聞きして、ぜひ私たちも同じ学びの機会を!をお願いして、今回の開催が実現しました。お忙しいところを本当にありがとうございます。
小さな子どもたちに向けて「紅茶のすすめ方」で教えるなどが有名ですが、中高生は既に多くのメディアにふれている思春期。どのように伝え、受け入れるのか。ワークショップも交えて、子どもたちからの発表もあったとのことで、グッと興味が湧いていました。
丸山先生からは「医師も同意を学ぶ機会には乏しい」という問題提起もいただきました。医療の現場でも、同意を誰がいつ、どのように取るのかは難しい問題だと思います。
今回の参加者の方々からは「全ての子どもたちに受けてほしい」と、要望があり「中央区の子どもたちも学べる機会を」との声が上がりました。どんな場で展開していけるのか、ぜひ話し合ってみたいと思います。

【性教育の問題】
女性自身が自分の身体のことを知らない、学校で学ぶことがない、自分の身体について知る機会が与えられていないという前提の中で、自分がどう主体的になって良いのかわからないことが問題だとのことでした。SRHRとその真の意味について、考えてほしいと思います。
2023年の改正で「不同意性交等罪」ができたことは大きな変化で、社会的な一歩になりました。
1)被害者が女性に限定されなくなったこと
2)性交以外の性交類似行為についても法定刑が重くなったこと
しかし実際には性犯罪のうち、99.3%は加害者は男性であるといいます。体格や体力にも差があり、恐怖を強く感じる中で、どのように同意が現実的なのか。少女が浪費、消費される文化もあり、その認識にも課題があります。
【同意はコミュニケーション】
いくつか、心に残ったことをピックアップしてみます。
・自分の気持ちがベース
・同意は言葉が全てじゃない
・NOをその人の否定と捉えないこと
感じ方や今の気持ちの「違い」として受け止めることが大切
・NOを言えない自分を否定しない
自分を責めないことも大切、安心できることも大切
・自分の気持ちがわからない時はどうしよう
わからないを認めるのも成熟の証
・ボデリーオートノミーを理解して考えていく
・バウンダリー、越えてほしくない一線、境界線を自分で設定してみよう

【希望を持てる社会へ】
子どもの自殺最多、不登校が増えているといった、あふれるSOSの声からわかるように違いや変化を許容する社会であるか、が問われていると思いました。選択的夫婦別姓、LGBTQなど、生きずらさへの理解もそのひとつだと思っています。公教育が一斉教育で困難が多い現状に対して、諦めず、生きる喜びを実感できる社会の実現に向けて、ひとりではなく、共に学び合うみなさまと、前に向かって取り組みたいと思います。
次回のフェムケア塾も楽しみにしています!いつもありがとうございます。

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