データ利活用で学びをデザインする 世界の事例から

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

教育におけるICT利活用の未来をテーマに、国内やアジア各国の先進的事例を共有し、共に学び合うワークショップと講演会に参加しました。教育プラットフォームを構築することにより、正しくビッグデータが取れるようになり、その説得力で自分の学びを自らデザインできるようになるという点が深く心に残りました。

・オーストラリア(NAPLAN)
得られた情報を共有することで、個別と全体を見える化できるようになった。その情報が学力向上につながり、コロナ禍で全体としては学力が低下したが、この取り組みでは逆に向上した。教員が子どもに向かう時間を作り出すことができた。

・マレーシア(DELIMa)
教育プラットフォームを国レベルで構築し、デジタル教科書も搭載した。国全体のビッグデータを活用することができ、教育省単一のIDで学びの連続性を実現している。

・台湾(TALP)
ラーニングプラットフォームを構築し、そのデータを利活用し、個人の学習力向上を実現している。

【高知県の事例】
県単位で小学校から大学まで個人IDを持ち上れるようにしているという取り組み紹介がありました。データをみて振り返ることで、自分に必要な学びをデザインすることができるようになるメリットがあるそうです。とある大学生のこれまでの学びのデータが、振り返って今の小学生にも生きてくるだろうという視点に興味を持ちました。

世界的に積極的に取り組む事例を多数お聞きし、その現場の思いを伝えていただきました。意見交換や共に考える機会は、本当に貴重な時間でした。東京都教育委員会、中央区教育委員会の取り組みを見つめると、はるか遠い未来のように思えますが、これから国レベルで取り組むMEXCBTに期待しています。データの力は教育者の支援になるという点も、教員負担軽減の視点で重要だと思いました。

今、中央区で学ぶ子どもたちはGIGA端末を活用した学びにどのような期待と、落胆とを抱いているのか。まず、子どもたちの声から深く聴き、話し合ってみたいと思いました。まずは起動を軽くして、クラウドを活用するところから始めなくてはならないですね。

【感謝を込めて】これまでの3年間、オンラインだけのお付き合いをしてくださっていた素晴らしい先生方と「はじめまして」と名刺交換しながら、じーんと胸が熱くなりました。GIGAに夢中で立ち向かっていたあの頃も、今も変わらず、大切な一言を教えていただけることに、本当に感謝しています。お会いできた喜びと感謝をもって、精一杯、中央区で取り組みます。

学び合い、再会、出会いの機会に感謝しています!
シェアして応援する
目次