ブログタイトルは熊本市の教育長である、遠藤洋路さんの著書タイトルです。
「ICTは学校づくりの道具である」と示し、コロナ前後で公教育、学校がどのように変化したのか、どのような変化を求められるようになったのか、GIGAスクール構想の目的は具体的に何か、具体的にわかりやすくまとめられていると思いました。
先日、上田ゆきこ文京区議会議員の区政セミナーに参加させていただき、著者である遠藤さんからお話を聞きました。以下、私が印象に残ったことです。
コロナによって、学校の福祉的機能が見直される機会になった。
将来の幸せの保障=教育
今の幸せの保障=福祉
子どもの居場所や給食といった、オンラインではできない福祉的機能も大事である
子ども、家庭、地域を支援する「フルサービススクール」
熊本市は余計な制限はしないことを特徴としている
子ども達のタブレットから「電子図書館」にアクセスできることで、授業以外の活用意義を感じている
著書に書かれた「隠蔽体質」から脱して課題を見える化し、地域に開き、つながり、子ども達が幸せになるために・・・とまとめられています。クロージングは確認いただけたらと思います。
コロナが流行し、突然の休校にはじまり、学校の福祉的機能と地域との連携は大きな課題で、いかにして縦割りなく、子ども達や家庭に安心を届けられるのかを悩んできました。今もその課題に挑み続けています。これまで政策として求めてきたコミュニティスクールの導入やジェンダーフリー、放課後の居場所の改善などに対して、また違うフックをかけてチャレンジできるように、私も学びを続けていきます。
遠藤さん、上田さん、貴重な機会をありがとうございました!