築地市場跡地のヘリポートについて

中央区議会、築地等地域活性化対策特別委員会に出席し、中央区に質問をしました。質疑応答で確認した点をお伝えします。

築地市場跡地は、オリパラ時に「築地デポ」として、車両ターミナル機能を果たしました。今もまだ、関係車両がズラッと並んでいます。この夏の終わりと共に、周辺工事も増え、今後の活用に注目が集まっています。(写真は大学生インターンと、築地魚河岸から築地デポを眺めたものです)

 

築地は今後さらに「交通結節点」としてのポテンシャルが期待されています。
・晴海へ延びる地下鉄新線を始めとする、地下鉄
・市場跡を活かした、舟運
・首都高速道路の地下化による、車両交通

これらに加えて「空路アクセス」としてのヘリポートの検討がされているとのことです。そこで質問をしてみました。

 

Q)なぜ空路を検討することになったのか?
今、朝日新聞社の屋上にヘリポートがあり、その機能を「交通・地域ポテンシャルを飛躍的に向上させるために活かすのは当然」の検討とのことです。

・区民生活を維持する「防災」機能
・これまでどおりの「報道」
・「接客」として活かす

これらの目的のために弾力的に位置を考える(市場跡地への移設を含む)とのことでした。

交通結節点機能としては、定期路線やその離発着の頻度、騒音や風被害の影響などについても
質問をしましたが、現時点では明確な答えは得られませんでした。

 

Q)様々な開発が整うまでの間の築地の役割はどうか?
中央区としてのニーズは「なるべく早く整備してもらいたい」。キーワードは「交流」

 

Q)空路機能となると、国際ニーズに応える施設ができるということか?
どんな施設がよいかという区民の夢はそれぞれにあっても合意はとれないため、東京都への要望書ではふれられない、とのことです。

国際競争力を高めるMICE、ホテルなどをイメージしますが、それはひとつの「夢」でしょうか。

 

今週の金曜には築地地区「まちづくり協議会」が開催され、今後も議論が重ねられていきます。こちらの協議会は「オブザーバーの参加ができません」とのことで傍聴できませんが、議事録などを拝見し、また次の委員会まで、情報収集を続けていきます。

 

(参考)
今年5月20日に東京都知事宛に、中央区長と中央区議会議長から出された
築地まちづくりに関する要望について
「ヘリポートに対する航空法上の連携調整など」と明記されています。

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