ゆりかもめの晴海・勝どき延伸はないのか?を問う

表題の件について、本日出席した、中央区議会、築地等地域活性化特別委員会で質問した内容をレポートします。

2006年に豊洲まで延びた「ゆりかもめ」ですが、かつての計画では勝どき駅までの延伸が検討されていました。それ以前には、東京駅、有楽町駅、新橋駅までの延伸も検討されていたようです。しかし、2014年に中央区長が「地下鉄新線誘致構想」を発表し、その年の中央区議会では、ゆりかもめを勝どき駅まで延伸しても「地元にとって何の意味もない交通手段だ」と副区長が答弁するに至っています。この間には、2013年に東京オリンピックの開催決定という、晴海にとって、大きな変化がありました。

私も地下鉄新線には、羽田からのアクセス向上、東京都や日本全体の国際競争力向上といった視点では、期待を寄せています。

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2021年4月に国交省は、都心部・臨海地域地下鉄構想の課題2点を示しています。
○事業性に課題があり、検討熟度が低く構想段階であるため、関係地方公共団体等において、事業主体を含めた事業計画について、十分な検討が行われることを期待。
○事業性の確保に向けて、都心部・臨海地域地下鉄構想と常磐新線延伸を一体で整備し、常磐新線との直通運転化等を含めた事業計画について、検討が行われることを期待。

そして、臨海地下鉄のみならず、ポストコロナ社会における地下鉄整備のあり方について検討することが必要としています。

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さて、本日の中央区議会にて、私からの質問に副区長が答弁されました。

高橋まきこ質問
「改めてポストコロナを見据えた今、ゆりかもめを晴海・勝どきなどの中央区内に延伸する考えがないのか」

中央区副区長
「ゆりかもめの機能は遊覧手段。東京駅につなぐと危険であり、機能論で無理であることから毛頭考えていない。」

表題への中央区からの回答は「全く考えていない」ということでした。

 

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遊覧機能ということは、区内や近隣区との回遊性を高める目的には叶うものだと私は理解しています。

BRTの本格運行開始など、区内の道路交通量が増えると、全体として「速達性の担保」が困難になります。住民がさらに増えると、現行の都バスは混雑していきます。ベビーカーや車イスなどのニーズなど、多様なニーズを踏まえると、移動の選択肢、分散も必要です。さらに「築地川アメニティ整備構想」の実現によって様々なイベントが行われるようになると、人が集まることとなります。

もちろん、持続可能なまちのあり方はとても重要で、同様に事業継続性は大変重要です。

 

中央区、港区、江東区をつなぐ「ゆりかもめ」の移動ニーズがどの程度あるのか。シェアサイクルの利用状況にヒントがあると思いました。この点は今後のブログでお伝えします。ぜひまたお読みください。