築地のまちづくりと臨海地下鉄構想

中央区議会における特別委員会、私の3年目は「築地等活性化対策特別委員会」を担当することとなりました。

築地は、都心部と湾岸エリアの「交通結節点」として重要な機能を果たしていくこと、23haの広大な市場跡地の活用など、変化が続く、目が離せないエリアのひとつです。みなさまの築地へのご意見もぜひ、お聞かせください。

 

今日の特別委員会では、5つの質問をしました。

1)臨海地下鉄新線について
国土交通省の「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等に関する小委員会」
において
・事業性に課題がある
・検討熟度が低く構想段階
・関係地方公共団体等での十分な検討に期待
・常磐新線との直接運転化の検討に期待
とされています。

中央区は昨年度(令和2年度)に実施した報告書をまとめました。

事業性という観点では、輸送人員の見込みが重要です。
2030年時点で、周辺施設への来訪者を1日30万人と想定して予測しています。
ポストコロナにおいて、この数字がどうであるかを、商業や観光の回復を踏まえてみていく必要があります。

 

中央区は、現時点での(国における)新線計画の優先順が6番目であるとした上で、「地域と都心の連携」として、論理的整合性をもって誘致の考えを伝えていくことが大事であると説明しています。

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2)日本橋川沿いエリアのまちづくりビジョン
首都高速道路地下化に伴って進む、再開発エリアを小網町まで拡大する改定がありました。小網町付近は、ちょうど地下にもぐっていく部分になるとのことで、よりよい方向に変化を、といった思いも確認しました。日本橋一丁目1・2番地区は、日本橋の歴史を紹介する文化体験施設や情報発信・交流施設を含む予定とのことです。竣工予定は2032年と2034年とのことです。

 

3)東京都へ提出した要望書について

2021年5月、東京都に築地まちづくりに関する要望書を提出したところです。東京都が本年度中としている「実施方針」の公表前に、第2回となる要望書提出も予定しています。

 

4)オリパラ東京大会開催中の築地デポ(駐車場)の影響はどうか

850台の駐車場となるが、人の集中がある訳ではない。

 

5)東京都による築地市場跡地におけるコロナワクチンの大規模接種会場の影響はどうか

6月8日、東京都独自の大規模接種会場となったことを受け、まちの人流や周辺駅の乗降客数など、影響について確認しましたが、中央区は「答える要素がない」とのことでした。

報道によると、警視庁や東京消防庁の職員に接種し、今後は消防団員や柔道整復師らに対象を拡大していく予定のようです。

 

状況や情報が日々変わっているところでもあり、引き続き注視しながら、特別委員会における確認も続けていきます。

 

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