中央区議会、区民文教委員会を傍聴しました。本年度の小中学生(小学生は4年生以上)を対象にした「学習力サポートテスト」の結果が報告されました。中学生の理科が全学年において、区平均正答率が全国平均を下回っている点が議論されました。
中学1年生では全国が60.5%であるのに対して区は55.5%
中学2年生では全国が55.3%であるのに対して区は53.5%
中学3年生では全国が54.9%であるのに対して区は52.2%
他の科目は全て全国平均を上回っています。
教育委員会は
・授業改善を図る
・予習復習しない→学習習慣を定着する
と改善への方向性を説明しました。
宿題が負担になっているのではないか、という点は私も気になりました。
中学校保護者から課題が多くて負担であるという声を聞いたことがあります。
さらに
・区講師が動画で解説→ICT機器活用
・実験観察の技能を身に着ける(調べ学習からまとめていく、協働の学び)
これらに今度注力し、理科の理解を深める(ダジャレ?笑)とも言及しました。
私も理科の内容に興味を持てないと改善は難しいのではないかと思います。
そもそも学習意欲を持てる、ということが大事かと。
以下は私見です。
急に中学校に入って「できなくなる」ことでもないと思うので、一例として小学校高学年から理科の教科担任を導入するなど、より早期に効果が期待できる施策も検討が必要ではないかと思います。東京都の方向性も鑑みて、というところで。
来年度から1人1台が配備されるタブレットを活用した学びにより、科学的な視野も広げることができます。STEAM教育への足がかりとしても、機器を活用した多様な経験を、興味につなげていけたらいいのではないかと考えています。