いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
築地市場跡地の再開発についてメディア報道が続き、区民のみなさまからの注目や関心も高まっていると感じています。東京都と事業予定者とその提案内容については、昨日のブログでお伝えしました。こちらでは、中央区や中央区議会の意向、そして「まちの代表」が集まる、まちづくり協議会の質疑応答に触れながら「地元の声」をお伝えします。再開発は10年程かかる大きなもので、完成後も5万人を収容する施設となると、その影響も大きいものとなります。
【中央区・区議会からの要望書】
4月19日に東京都が「築地地区まちづくり事業」について事業予定者の決定を発表したことを受け、築地市場跡地開発に関連する要望書を、中央区長と中央区議会議長の連名で事業予定者に提出しました。要望書 は中央区のホームページよりご確認ください。
主に3点の取り組みが必要と説明しています。
・周辺の都市基盤整備や開発と連携した歩行者ネットワークの形成
・一般道路及び高速道路と連携し、周辺交通への影響に配慮した車両交通対策
・中央区の施設（築地社会教育会館等複合施設等）の再整備
本年度内に事業予定者と、中央区とで協定を取り交わしたい意思も伝えています。
要望を4つの視点から伝えています。
要望1）築地・東銀座エリア一体的なまちづくり
要望2）築地市場跡地開発における「円滑な交通の実現」ほか
要望3）区有施設再編と連携した一体的な計画
要望4）地元への配慮～にぎわいの継続、協議、防災性ほか～
【まちの声とレスポンス】
4月30日に銀座、築地、勝どき、豊海、晴海の合同 まちづくり協議会 が開催され、事業予定者からの説明と、質疑応答がありました。ここで伝えられた「まちの声」を数点、ピックアップしてお伝えします。※議事録は後日に公開となるそうです。現時点では、私の聞き取りメモとなりますので、ご了承ください。
・場外も老朽化しているが個別の改修は難しい
・場外として移転後の機能不全もある
・高層棟が複数あり、風害やヒートアイランドが心配
Q）巨人軍の本拠地となるのか→ A）その前提で検討していない
Q）レジデンスの戸数や分譲の割合などは→ A）詳しい設定はこれから、現時点で未定
Q）大江戸線の過密が懸念される→ A）人流や車の流れは検討した、影響の緩和に取り組む
【交通と学校の問題】
複数の意見があったのが「居住者の学校をどう考えているのか？中央区はパンクしている」という意見でした。2つのまちづくり協議会を通して、質問があり「課題感」と「緊迫感」が伝えられる形となりました。
また、交通問題は誰もが心配していることと思います。工事中はもとより、大規模なイベントの開催となるため、人流、輸送力に不安が多くあります。陸・海（川）・空に地下鉄をプラスしながら、移動時間の分散など、どの程度、混雑が回避できるのかは大きな課題です。これに加え、防災機能を維持しながら、危機管理体制を整えたサスティナブルな開発が求められます。
中央区、吉田副区長からは
「学級数はひっ迫した状況、5万人の消化は難しい」
「世界的な名物になってほしいが、地元に迷惑がかかっては困る」
「みんなで計画に参加しないとしんどい」と伝えられました。
【これからの対話】
私はこれからの対話の機会を重視しています。本年度中に、東京都も中央区も事業予定者と協定を交わす方向性です。これらが平行線では事業の進行は困難となるため、この内容がそれぞれの立場を踏まえつつも、目指す姿が一体的であることが、計画の策定とその実行において重要となります。
東京都、中央区、民間が対話を重ね、中央区に住む人や働く人などの期待も取り入れ、夢を共に大きくしながら、その完成に向けて手を取り合って行きたいと思います。
具体的には、スポーツ施設は在住者も在勤者も必要としている、健康と生きがいのために重要なものです。そして、防災力の向上は、みんなの安心と安全を担保するために必要不可欠です。さらに、キッズパークなどは、子どもたちが健やかにのびのびと育つために、大切な役割となることと期待します。
後からの「そうじゃない」感をなくすためにも、中央区に住む方々の声が届くように、多面的な視点を話し合えるように、丁寧な対話が円滑に進むようにと、強く願っています。そのためには、多様な会議のあり方、子どもも含む広い参加者による話し合いや意見収集、交換を求めます。
＜高橋まきこ 母のキモチ＞
高校生、中学生、小学生の子どもとこの報道を一緒に見ながら、意見を聴きました。
近くに住む私たちとして、この10年をどんな気持ちで見守り、完成にどんな夢を持つのか。
子どもたちの広い視野と気付きにハッとするところもあります。もっと、子どもたちの声を聴いてみたい。ぜひご家族、お子さまのお話も、お寄せください。
中央区民のみなさまは 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。
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中央区「区長への手紙」へ伝えて直接返答を求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。
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