子育てするなら千歳市 ちとせ版ネウボラを視察

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

中央区議会、福祉保健委員会の視察レポートの続きとなります。函館市に続いて、千歳市を視察訪問しました。

ちとせ版ネウボラ
妊娠から子育てまでを切れ目なく相談ができて、安心して地域で子育てをすることを応援することを目的としているとのことです。親を指導するのではなく、ともに考え寄り添い、必要な時は連携してチームで支援を行い、妊娠・出産や子育ての不安を解消して、産後うつや児童虐待を予防すると説明しています。
さらに今年の4月からは、こども家庭センターを設置し、統括調整官を設置して、積極的に推進しています。

【出ていく相談、ネウボラファイルと母子手帳アプリ】
妊婦・こどもネウボラでは、市内各地の児童館などを巡回しながら相談を受けるために出ていくしくみが機能しています。相談や支援プランの作成のために、補遺検視や助産師、子育てコンシェルジュがアウトリーチをしている点が特徴です。スマホアプリからの予約によって、担当制が成立し、一緒に子どもを見ながら、プライベートが保たれる相談室で、安心して相談ができる様子を拝見しました。

ネウボラファイルという冊子を配布しています。これに様々な支援をまとめるだけではなく、子どもの成長の記録も入れていくことができます。その子どもに向けた支援プランが記録されていき、明確に伝わるということも安心につながると思いました。安心して相談できる場と予約、相談室と相談のアウトリーチは、とても重要だと感じます。

ちょうど10月から母子手帳アプリの導入が始まったそうです。母子モ社によるものでした。相談予約ができることや、子育ての情報発信を主な目的としているそうです。これから市の公式LINEと連携し、利用しやすくしていくとのことです。

【市民とスタッフの声】
市民からの「相談しやすくなった」や、スマホアプリからの予約制で利用しやすいという感想を、しっかりと中央区にも持ち帰りたいと思います。支援がわかりやすくまとめられているため、見通しを立てやすいという貴重な感想もありました。スタッフの感想も「情報共有や支援の連携がしやすくなった」ということです。相談を受けやすくなったことで、より早期に支援できるということです。

<中央区は妊娠・出産の相談がしやすい?>
9月の一般質問で取り上げたように、中央区の伴走型相談支援と、その後の子育ての相談は、アクセスしやすいと言うには難しい状況があり、担当が明確ではないと保護者が受け止めていることを聞いています。中央区はネウボラとしていませんが、相談と支援を一体的に実施することは必要不可欠で、そのためにようやく、こども家庭センターの設置へと進んだところです。

今回の視察を福祉保健委員会に所属する議員それぞれの視点で持ち帰り、区議会にてさらに議論を深めていきたいと思います。

千歳市のみなさま、貴重な機会をありがとうございました!

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