中央区の多胎児支援 安心のために

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

先日、中央区と江東区の多胎児ファミリーメンバーで構成される リーバーサイドツインズ のサークル活動に参加させていただき、お話を伺いました。コロナ前から久々にぐっと成長した子どもたちにビックリ!いつもありがとうございます。

ふたごやみつごといった多胎児支援では、何が必要とされているのか。厚生労働省が コチラ で示しています。主に家事と移動、仲間づくりの支援が必要とのことです。

【妊婦健診の助成回数が増える】
中央区R5年度の予算案 にて、多胎児の妊娠に際して、健診の補助回数を、単胎児より5回多く、19回までとすると示しました。これは、厚生労働省の多胎妊娠の妊婦健康診査支援事業を受けて実施するものだと思われます。

そこでこの5回の健診補助の追加がどの程度の方々の対象になるのか、みなさまにお聞きしてみました。

・早期入院・管理入院だと14回でも使いきれない
多胎児妊娠は経過観察や早期入院が必要になるケースがあり、入院期間が長いと14回でも使いきれないという意見がありました。

・対象になる健診と除外の検査とがある
補助対象以外の詳しい検査が必要なケースが多くあり、補助券を使えない検査が多くあったという方もいました。

【移動に困っている】
中央区では妊娠祝いに、タクシー券1万円分をお贈りしていますが、多胎児妊娠の場合は2万円を贈呈しています。こども2人の抱っこは本当に厳しいもので、みなさま「とにかく移動に困る」とおっしゃっていました。特にベビーとのお出かけは、オムツや授乳の準備と、ひとり分でも重いのに、これも2倍となります。「タクシー券はうれしいけど、一瞬でなくなる」というお声がありました。

【ベビーシッター】
中央区のベビーシッター一時預かり型 では、一か月に一人12時間分が補助対象ですが、多胎児の場合は一人24時間まで対象となります。「これが無かったら生きていけなかった」という歓喜の声をたくさんいただきました。リバサイメンバーをはじめ、みなさまの声が伝わった結果で、本当に必要な支援だと思います。私も ふたごのサポート経験 がありますが、全く眠れないものだと実感しました。書類を書く時間なんて、全くありません。

ベビーシッターは1対1を基本としているため、2人のシッター確保が課題だという声もありました。中央区に来られるベビーシッターが極端に不足している状態が、長く続いているそうです。

【ピアサポートの充実を】
サークル活動を通して、先輩の話を聞くことで、多胎児ならではの困りごとの解消につながることがたくさんあると言います。こうした場づくりにも、安全で安心できるスペースの確保や、お手伝いの担い手の確保に支援が必要です。

2人が同じ保育園に入れるようになったのは良かったこと

3年前からすると、ようやく進んできた感じはありますが、当事者のみなさまが「本当に助かった」と言える支援が届くように、引き続きみなさまの声を聞いていただくように、確認を続けます。

リバサイ(中央区江東区の多胎児サークル)の活動に参加してみたいという多胎児妊娠中の方や支援に関心があるという方はお声かけください。

【過去の関連記事】

・多胎児支援のこれから(2021.1

ふたご体験記(2020.9)

高橋まきこ一般質問で多胎児支援 を問う(2020.6)

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