中央区教育委員会がGoogleForm活用例として示し、本年度は保護者による「学校評価」の提出を児童生徒のアカウントからFormにて提出する方法がとられた学校がありました。
みなさまの学校はいかがでしたでしょうか?ぜひお聞かせください。
オンラインの活用は利便性から非常に良い取り組みだと思うのですが、気になったのが以下の点です。
・児童生徒のアカウントを使うこと → リテラシー教育に反しないか
・記名式やアカウントによって回答者が特定されること
<中央区教育委員会>
上記の懸念点について、
・保護者のアカウント発行には課題がある
・学校評価は自己評価なので記名式でも問題がない
と説明しました。
【学校評価ガイドライン】文科省
1)自己評価:学校教職員による評価
2)学校関係者評価:1の結果を評価することが基本、保護者や地域住民による評価
3)第三者評価:外部の専門家を中心とした評価
保護者による評価(2)は「自己評価」ではなく、教職員評価を評価結果を評価すると示されています。みなさまの学校では、そのような内容になっていましたでしょうか。
そしてこの(2)は外部評価ではなく、「結果を公表する」ことで、改善につなげていくと示されています。
私はアカウントを運用するというセキュリティ管理の基本からも、児童生徒のアカウントを運用すべきではなく、こうした保護者との連絡は、他区の事例にあるようにコミュニケーションツールは別にあるべきだという考えです。そして広く意見を集める目的からも、個人を特定したアンケートではない方がよいと考えてます。
みなさまのご意見もお聞きかせください。
【学校評価】
文科省は学校運営のPDCAのC(チェック)で、公開周知してAの改善につなげると示しています。Pの部分が学校運営協議会制度(コミュニティスクール)とされているので、私は中央区はまず、この制度導入が必要だと要望しています。詳しくはコチラ。みんなで広くPを話し合う。広く意見を出し合い、協力し合う、場づくりが必要ではないでしょうか。