11月の福祉保健委員会で質問した「出産費用助成」と「母子手帳アプリと中央区の産後ケア」に引き続き、中央区議会の一般質問でも確認しました。
母子手帳アプリの導入も妊産婦の孤独化や児童虐待防止に対応する、重要なつながりを続けるツールのひとつにもなると思っています。近年、導入自治体が増えています。
渋谷区「シブヤ母子保健ノート」LINEからアクセスできる!
目黒区「めぐろ子育てホッ!とナビ」
母子モはルナルナからつながるサポートも魅力になっているようです。現行の手帳との併用モデルで、データの利活用を通じて、保護者・自治体・医療機関の3者を繋ぎ、簡単・便利かつ安全・安心な子育て環境、孤独な子育ての解消につながっていると説明されています。自治体や医療機関の手間の削減や、保護者の紙の申請や手続きによる手間とリスクの軽減を図るとされており、中央区が示す子育ての分野へのICTの活用という目的にも合致するものだと考えます。
世界的には母子手帳、母子保健管理のデータ化は災害等の危機管理や国際的な移動・健康管理において役立つものとされていて、私もこれまで、各種複合災害への備えとして重要だと思い、調査を続けてきました。
内閣府が示すマイナンバー制度における番号利用においても、この母子保健法による事務のひとつとして、列挙されています。中央区のマイナンバーカード普及率は、23区でトップで50%を超えるそうです!福祉保健委員会で「普及率をみながら」とありましたが、ここはクリアだと思います。むしろ、やるしかないんじゃないでしょうか?!
<中央区の返答・答弁>
マイナポータル事業に紐づけて実施している自治体があると聞くが、本区では必要性や効果について慎重に検証してまいります。
私は、あらゆる手段で妊婦や産後の家庭と「つながる」ことが重要なので、その方法はより多く必要だと思っています。どれかがつながっていることで、ひとつの児童虐待も防ぎたい。
核家族で暮らすマンション住民が9割の中央区、都心の一室で、孤独な子育てをしている家庭に、いろんな方法で寄り添い、つながりをもち続けられるよう、要望活動を続けていきます。
みなさまからのご意見も、引き続きお寄せください。
<高橋まきこ:子育てインフォメーションアプリ導入要望、これまでの取り組み>
あのねママメール運用の見直し要望(令和元年12月12日福祉保健委員会)
LINEアカウント導入要望と、あのねママメールアプリ化と連携要望(令和2年6月22日第二回定例会)