コロナ禍の女性たちとつながる

全国で当事者である女性のみなさまと実際に関わっている方々から、データや現状を聞くヒアリングの会に参加しました。

報告いただいたみなさま↓
しんぐるまざあずふぉーらむ
自殺対策支援センターライフリンク
女性労働問題研究会
kutoo運動
小さないのちのドア
BONDプロジェクト
皆川満寿美 教授

 

「女性の自殺が増加傾向にある」とのレポートに大きなショックを受けました。
特に、中学生や高校生などの若い世代の増加は、目をそらすことができません。
長期の休校や完全オンライン、久々の登校など、様々な状況の変化に配慮が必要です。
一方で、具体的な政府の支援策が、自殺を抑制したことが認められており、直接給付や貸付などが重要だったのだと理解しました。

 

非正規雇用の女性の多くが、オンラインとならない仕事のために、労働時間が減ることで収入が激減しています。
特にシングルマザーは「非正規」と「一斉休校」のダブルショックを受けました。
休校を受け、子どものために仕事を休めば無収入になり、職場へ出れば感染のリスクがある厳しい状況だったと言います。

ひとり親世帯臨時特別給付金について「申し込み方法や利用の仕方がわからない」という声に、政策を実行するだけではなく、行き届くまで寄り添う必要があるのだと痛感しました。

 

19歳以下の虐待死で一番多いのが、生後0日、つまり生まれてすぐ、です。
その出産場所が医療機関であったのは過去5年間で0件。
未受診のまま出産に及び、虐待死に至ったことがわかります。
陣痛が来てから相談の電話をする方もいるそうで、この問題の難しさを痛感しました。
中絶も含めて、全国合わせて1日1,000件とも言われる数の命、どう守っていくことができるのか。

 

DV、性差別、ハラスメントなど、深く絡み合い、ひとりで解決が難しいと感じることは、誰にでも起こりうることだと思います。
だからこそ、その時に相談ができる窓口、方法、人でつながること。
その接点をどう備え、どのようにつないでいくのか。

 

立憲民主党のジェンダー推進本部に、新たに設置された「ひとり親など支援ワーキングチーム」や、つながる本部と共に学び、政策提案をしていきたいと思っています。

みなさま、貴重な学びの機会をありがとうございました。

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