選挙とお金から振り返る

「令和元年」と初めて書いた日
選挙活動を終えた収支報告書を提出しました。
自分の選挙を振り返りつつ、お金のしくみについて少し、お伝えしたいと思います。

7日間の選挙活動に対しては、「公費」が支出されます。
通常の政治活動との差異は、大きくこの点が挙げられます。
私も、恐れ入りますが、公職選挙法に準じて、公費請求をさせていただきました。
収支報告書は、指定された費目について、自己負担と公費とを明記します。

公費で認められているものは以下となります。※中央区議の場合
・選挙カー(契約方法は多様):レンタルで上限110,600円
・選挙カーのガソリン代:上限52,920円
・選挙カーの運転手:上限87,500円
・ポスター(選挙板用)157か所:中央区では上限およそ320,000円程度
・ビラ4,000枚:上限30,040円

以上からわかるように、選挙カーに関わる公費支出が大きく、上限25万円となっていることがわかります。
■選挙公費(区民負担)を少なくするには「選挙カー」と「ポスター掲示」を見合わせてはどうか、ということになります。

前置きが長くなりましたが、以上のことや騒音不安から、私は選挙カーを使わないと決めていましたが、最後のギリギリ、直前に手配いただきました。(多くの方々のご協力に感謝しています)

■選挙カー以外に、どんな方法で高橋まきこの名前を知ってもらうのか?

その問いに答えられなければ、厳しい状況は明確でした。
私には、投票を約束していただける団体も、住所録も電話名簿もなかったからです。

日々、政治活動として、街頭に立つなどで選挙活動を超える露出をすることは可能ですが、私は日常の就労時間と地域活動、こどもを中心にした集まり(保護者会など)、こどもとの時間と家事の他に街へ出られる時間は限定的でした。
電話帳から電話をかける方法もありますが、この時間も同じ理由から作れませんでした。

多くの方からお話しを聞き、統一より前にあった各地の選挙を実際に見て回りました。出馬を決心してからの準備期間は短く、その間に何ができるかを考えた結果、選挙カーを使うことを決意しました。

事務所もない、演説会も余力がないために、名前を掲げる看板が区内に1枚もない状況にあって、選挙カーは名前の看板を掲げることができる、唯一の方法でした。

しかしながら、選挙カー関連費用において、公費は一部であり、このために厳しい支出となりました。車を借りるお金に公費を充当できますが、車に付ける看板は広告費として全額自己負担です。

ポスターを157箇所に貼るのも、容易ではありませんでした。
私は30名を超えるような多数のボランティア(友達)に助けてもらいました。(ありがとう!)
また、私の近隣で、今回、強風のために選挙ポスター掲示板が倒れ、通行中の方が怪我をされました。
本当に板にポスターを貼る、のが最善の方法なのでしょうか?
安心と安全において勝る方法はないのでしょうか。

ちなみに、ポスターとビラの「印刷代」は、公費負担となるのですが、
写真カメラマン(もちろんメイクやヘアなども)の撮影費やデザイン費用も自己負担となります。
選挙活動では「ハガキ郵送」も認められているのですが、この製作は全て自己負担です。郵送料金のみ公費です。
実際に周囲でも印刷代よりも「その関連費用の方がずっと負担が大きい」と言う方も多くいました。

今は、候補者としてホームページも求められていますが、
このサイトサーバ―使用料金やデザイン費用、管理保守費用なども自己負担です。

こうしたことに、ずっと違和感を感じながら、活動をしていました。
公費で認められている方法に基づく活動は、露出の為に支出した金額と正比例して優位になるのではないか、と。

看板以外に、それを超える露出が認められ、求められる方法で有権者のみなさまにお伝えできる方法は何か。また、その情報を得られた方が、場所や時間を制限されない方法で投票できたらどうか、と考えました。

具体的には
■インターネット上で選挙公報やポスターを閲覧できるようにし、web投票が実施されたらどうかということです。

より多くの関心を持った方が立候補する、そして政治に直接関わる。
多様なバックグランドを持った方が、区政を変えていく。
そのために、私たちは、選挙のしくみを変える時を迎えているのではないでしょうか。

4年間、今の思いを忘れずに、ひとつひとつの疑問と解決方法を探っていきたいと思います。