いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
地方議員4名にて 一般社団法人渋谷未来デザイン を視察訪問させていただきました。「ちがいをちからに変える街。渋谷区」をキャッチフレーズに多様性あふれる未来に向けた世界最前線の実験都市、渋谷区をつくることを目的としています。この渋谷未来デザインがプラットフォームとなっているからこそ、できることをたくさんお聞きすることができました。
先日も、渋谷区から中央区へ転入された方から「なぜ中央区は民間をもっと活用しないのか」といったご指摘をいただいたところなのですが、目指しているところの違いも大きく感じたところです。
私自身は、自分が民間で働いてきた経験と、大学に勤めていた期間の視点から、積極的に産官学の連携を活かして、そのパフォーマンスを高め合わなくては現在の複雑な社会課題の解決は難しい、と感じています。
【企業等とのパートナーシップ】
企業や大学など127の団体とパートナー（6月現在）として結び、ソーシャルイノベーションにつながる事業を構想、推進しているそうです。
・地域課題解決
・地域交流・活性化
・地域可能性創造
【ソーシャルとカルチャーの祭典】
SIW（ソーシャルイノベーションウィーク）が各事業の可能性を広げている点も興味深いところです。いわば渋谷でサミットであり、ここの出会いと語りこそが、未来のデザインだと感じました。
以下に、中央区でもすぐに取り入れたい！一例をお伝えしますね。
■防災「もしも」FES＆プロジェクト
2023年のもしもFESでは、イベントの体験を通じて「自分で何とかできる人を1人でも多くすることを目指す」として、73団体の協力を得て、22,105名が参加したとのことです。日常から「もしも」を考えるプロジェクトが稼働しており、この非日常のFESとの相互補完となって、最大限の効果を発揮するということです。今年、2024年も8月31日と9月1日に、代々木公園で開催されるそうです。ぜひご注目を。
■渋谷区全体を運動場に
子どものスポーツ離れ、部活動の地域移行などの問題に対して、区全体を運動場としてスポーツの可能性を広げる取り組みは、今、中央区に求められていることです。子ども子育てに関するアンケート調査で、保護者からも、子ども自身からも「身近に運動・スポーツができる環境整備」のご要望がとても多くありました。私自身も母親として、子どもたちからの、そうした声を日々、聞いています。なんとかできないものかと悩んできました。
区だけ、区の職員だけが、がんばるのは、サスティナブルではなく、限界があると感じています。行政の職員は数年で異動があるし、働き方に対して抱える個別事情も様々です。担当のひとりだけががんばる、ではなく、共創がとても大切だと感じています。
【中央区では何ができるか】
中央区では、NPOに運営を委託している「協働ステーション中央」が次のように説明されています。NPO、ボランティア団体、町会・自治会、公益活動を実践する企業などの社会貢献活動団体が行う事業のサポートと団体間の連携・協働をコーディネートする施設です。社会貢献活動団体間の協働を推進し、公共的な課題解決と新たな価値創出の裾野を広げます。
近いプロセスを目的としていると感じますし、私自身も、こちらの施設立ち上げの頃から、ひとりの市民として通い、こちらの活動と出会いがなければ、今の私はないと思って、感謝しています。しかし、課題のひとつに立地があると思っています。小伝馬町は中央区においては端に位置しており、
どうにもアクセスが難しいのです。交流の前提として、アクセスや出会いの機会はものすごく重要です。オンラインはあっても、それはオフラインとの組み合わせで、最大限の効果を発揮します。この拠点をどのように活かしていくのか。
晴海フラッグなど、湾岸・ベイエリアが広がっていく中では、交流の場や関係人口を、産官学が連携してデザインしていかなくては、サスティナブルな成長は難しいと思います。渋谷の学びをどのように活かしていけるのか、深く考えています。
ぜひみなさまのご意見もお聞かせください。
渋谷未来デザインのみなさま、視察の受け入れ・ご案内をありがとうございました。神園議員、いつも本当にありがとうございます。どんどん、渋谷に詳しくなる、かも。笑！
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