いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
先日、中央区にお住いの保護者有志の方々によって、中央区教育委員会に対して「自閉症・情緒障害特別支援学級の早期設置に関する要望」が150名を超える方の署名と共に提出されました。以下、抜粋して内容をお伝えします。
【要望】
中央区における特別支援教育の充実を図るため、以下の点について要望いたします。
・自閉症・情緒障害特別支援学級の新設
現在、中央区には知的発達に遅れのない自閉症・情緒障害の児童・生徒を対象とした特別支援
学級が設置されていません。該当する児童・生徒が適切な支援を受けられるよう、自閉症・情
緒障害特別支援学級の早期設置を要望します。
【理由】
現在の中央区の特別支援教育体制では、知的発達に遅れのない自閉症・情緒障害の児童・生徒
が十分な支援を受けることが難しい状況です。特別支援教室の指導だけでは、適応が難しいケ
ースが多く、以下のような問題が発生しています。
・通常学級での学習・生活が困難
一斉指示を理解することが難しく、ストレスを感じやすいため、学習環境の適応が難しい。
・特別支援教室の指導だけでは不十分
週に数回の通級指導では、個別の支援が不十分であり、継続的なサポートが必要。
・他の自治体との格差
都内の他の自治体(目黒区、大田区、文京区など)ではすでに自閉症・情緒障害特別支援学級
が開設されており、中央区における支援環境の遅れが際立っています。
・保護者の負担増大
支援が受けられないために、遠方の自治体の自閉症・情緒障害特別支援学級に転校せざるを得
ない家庭もあり、転居の負担が発生している。
【集まった声の一部、抜粋】
・知的な遅れがなくても、特性による困難さがある子どもにとって普通級や通級しか選択肢が
ない現状は不登校や学級崩壊につながる。
・支援学級には知的障害の子と情緒面の課題を持つ子が混在し、先生も対応に苦慮している。
学習面で区分けしたほうが良い。
・普通級の教員の負担が大きく、支援が必要な子どもに十分な対応ができていない。情緒級の
設置は教員の負担軽減にもつながる。
・教育現場の現状を踏まえ、情緒支援学級の設置が必要不可欠である。
・発達の特性により普通級に馴染めず、不登校になる子どももいる。情緒級の設置が安心して
通える場を提供する。
・支援学級では学習面が物足りず、普通級では適応が難しい子どもたちの選択肢として情緒級
が必要。
・通常級と支援級の間に情緒級があれば、迷わず進学できる家庭が増える。
・支援教育の充実度において中央区は遅れており、他区と比べて選択肢が少ない。
・文京区には情緒学級があり、中央区にも設置してほしい。支援学級での授業と通常級の時間
を組み合わせられる学校があると選択肢が広がる。
・情緒級がないため文京区に転居した人もいる。知的に問題がなくても支援が必要な子どもが
行き場を失っている。
<高橋まきこの思い>
高橋まきこが所属する中央区議会の会派、かがやき中央も区長に提出した予算要望書にて、情緒等固定学級の設置を要望してきました。「今すぐの選択肢のひとつ」として、これから就学相談を始めようとする方々の希望となることが大事で、緊急の課題だと思っています。インクルーシブ教育を否定するものではありませんが、今、この希望がないことで不登校の状態になっている子どもたちや、居場所のない子どもたち、安心して学ぶ場がないと感じている子どもたちに寄り添いたいと思っています。

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