いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
2月の中央区議会一般質問にて、またまた「コミュニティスクールの導入」への意思を中央区教育委員会に確認し、要望しましたが、タイトルのとおりの答弁でした。非常に残念に思うと共に、4月から開校する晴海西小学校、晴海西中学校のスタートを心配しています。
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【コミュニティスクール とは】
「学校と地域でつくる学びの未来」未来を担う子供たちの豊かな学びや成長を支えるためは、地域と学校がパートナーとして連携・協働することが重要、と文部科学省は説明しています。
「学校運営協議会制度」というもので、学校運営協議会の設置を努力義務化しており、特にR6年度までを設置強化期間としています。都内では4割程度まで、設置が進みました。※東京都内の設置状況
PTAという学校の保護者だけで、学校の教育をサポートするのではなく、地域全体で学びを支え、また学校の子どもたちや保護者が、地域コミュニティの主体として、地域とのかかわり合いをもっていくというビジョンです。教育のほかにも、防災や防犯対策など、地域全体をよりよくしていこうという考えに基づいています。
中央区も「学校を中心とした地域コミュニティの形成」を大きく示しており、この考えは同じなのですが、国が努力義務化したものの、依然として設置を否定しています。
【合議体は中央区になじまないのワケ】
中央区教育委員会はコミュニティスクールの導入を長年に渡り、否定しています。今回はこの理由を以下のように説明しました。
「本区は長い歴史があり、各学校の卒業生の会やPTA連合などがあり、合議体は本区になじまないと判断する」
学校保護者のみなさまも、こうした考えに同意されますか?
私の元には、保護者から「就学に際してPTAが怖い」「PTAが負担だ」「PTAは非会員としている」
といったご相談もあります。
私自身、長くPTA保護者のひとりとして、学校や地域に関わっており、その理念と意義に共感しています。一方で、そのプロセスやアプローチに課題もあると感じています。「ひとりで変えるのは無理だ」と非会員となる方のお気持ちも理解します。
【新設校から導入が進むコミュニティスクール】
晴海からつながる湾岸、ベイエリアの新設校で同じように「マンモス校」である、豊洲西小学校を視察訪問しました。コミュニティスクールを導入していて「なしでは考えられない」と校長先生はおっしゃっていました。
晴海西の「分校」モデルとなった、足立区の新田学園でも、コミュニティスクールスタッフが学校内図書スペースなど、子どもの居場所をサポートしていました。
放課後や不登校など、多様なサポートが求められている学校を地域で支えていくことで、よりよい安心できる居場所ともなっていきます。
何度も言いますが、保護者だけのサポートは難しい。地域で「私がやりましょうか」の手上げが可能になり「よりよくなるため」の話し合いができるようにコミュニティスクールの導入を引き続き求めていきます。
まちのことは、誰かひとりが決めるのではなく、みんなで話し合い、協力し合い、取り組むべきです。
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