いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
足立区小中一貫教育校新田学園 を視察訪問させていただきました。新年早々、新学期が始まったばかりのところ、お引き受けいただき、温かく丁寧にご案内いただきまして、関係のみなさまに心からの感謝を申し上げます。
【新田学園視察のワケ】
なぜ新田学園を視察したのか、晴海西小学校とその分校、晴海西中学校がその理由です。晴海西小学校が、晴海東小学校ではなくて西小学校の第二校舎とすると決定する際に、こちらの学園も参考に検討したと、中央区教育委員会から説明を受けてきました。そこで、どのような教育、学校運営に工夫をされているのか、直接お聞きしたくて伺いました。
【晴海西小学校のコト】
晴海西小学校は、分校として第二校舎が2030年度に開設予定とされています。それまでは今年の4月に開校し、全学年が本校で学びます。現在のところ、第二校舎は1~3年生が学ぶとされています。第二校舎開設後は、1~3年生が第二校舎、4~6年生が本校、そして本校と同じ敷地内にある中学校で中学生が学ぶ予定となっています。小中学校は一貫校ではありませんが、1~3、4~6、中1~中3と別れて学ぶ予定とされています。
【新田学園の学びの工夫】
新田学園は以下のように運営されています。
・第一校舎:5~9年生
・第二校舎:1~4年生
・旧校舎:グランドを中心に体育や部活などで活用
グランド不足の対応のため、旧校舎のグランドや一部教室を活用し、送迎にバスをピストン運行しているとのことでした。第二校舎の最高学年である4年生がグッと成長することや、5、6年生が中学生を手本に学習を含めて大きく伸びることや中学の部活にも参加できるものがあること、中学生が下級生と過ごすことで、心が大人になり、落ち着いていることなど、先生方の「気づき」を具体的にお聞きすることができ、深い理解につながりました。
【晴海西小学校と中学校で気になっていること】
ここからは私の個人的な懸念点です。
・グランドは十分か
グランドや体育館の活用で不足が生じることを懸念しています。授業の他、中休みや昼休み、また放課後の部活動や学童クラブにスポーツ団体活動など、ニーズがかなりあると思っています。現在の区内の小学校でも、プレディ(放課後教室)とスポーツ活動など、不足だと言う保護者や子どもの意見が多くあります。
・第二校舎の学びと育ち
今回4年生の最上級生としての成長について、詳しく聞きました。現在の小学校でも、4年生はクラブ活動や生徒会など、高学年と共にする活動が始まります。それは3年生とは違うもので、今の区切りである3年生までの環境で、どのような教育の場を実現するのか。この点は大切だと思っています。
・小学校と中学校の連携と接続
新田学園と異なり、一貫校ではない晴海西。同じ敷地内という価値をいかに最大限に活かすことができるのか、注視しています。佃島小学校と佃中学校と同じ、と言えばそうなのですが、今回もそれがいいのでしょうか。
晴海西小学校、晴海西中学校は2月末には竣工し、4月から開校します。子どもたち、学校のみなさま、地域のみなさまと、みなさまの声を広く聴かせていただきながら、共に考えていきたいと思っています。