映画「子宮に沈める」上映トークショーに登壇しました

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

先日、映画「子宮に沈める」の再上映に際して、トークショーに登壇させていただきました。こちらの作品のトークショーの登壇は2回目です。上映10周年を記念して、今年の2月と11月と、貴重な機会をいただいています。今回は、緒方監督と目黒区議会議員のたぞえ麻友さんと3人で話しました。

この作品は大阪の2児餓死事件を描いています。記憶に深く残っている方も少なくないと思います。映画は無料でネット配信からも視聴いただけますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

「今、私にできることは何か」

一緒に考えてくれる方が、ひとりでも増えるように願っています。

<虐待は予防が大事>
子どもの事故も虐待も、起こってからでは取り返しがつかず、未然の予防が欠かせません。どう予防するのか、が大切な取り組みです。そして残念ながら、環境によって起きることであり、虐待(も事故も)はゼロにはならないと言われています。そこで、その被害を最小限にすること、命を落とさないようにすることが不可欠となるのです。

<0歳0日死亡をなくそう>
虐待死、は毎年発生していますが、例年0歳児の1カ月未満が最多です。特定妊婦、ひとり親家庭、重度の障がい、多様な国籍を背景とした家庭など、全数から一定のセグメント、傾向はあります。ただ、車内放置による熱中症や、高層階からの転落などの事故でも、一部虐待が疑われる事例もあります。

東京都内でも赤ちゃんポストができる方向性、という朗報に期待をしつつ、関東の実績からすれば、より必要性が高い他の自治体もあると思います。

東京都や中央区と業務を分断せず、それぞれで、できる限りのことに取り組み、孤立化を防ぎたいと思っています。

<未来へ>
上映開始の10年前から見れば
・区児相の設置
・こども家庭センターの設置
・赤ちゃんポストの設置と拡大
など、取り組みは着実に進んでいると思っています。そして、一時保護所や児童養護施設、里親など、確実に子どもの居場所は改善され、子どもの意見尊重が大切にされていると確認してきました。

この歩みを止めず、いかに子どもたちの声に耳を傾けていくのか。ここからが更なる、真剣勝負だと思っています。

緒方監督、主演の伊澤さん、いつもありがとうございます。また意見交換ができる機会まで、私も学びを続けます。

【2023年2月のトークショーの様子】主催のケイトさん、ありがとうございました!

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