育フェスCHUOをつくったワケ 心からのありがとう

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

先日、育フェスCHUO 2024 が無事に開催されました。中央区、中央区教育委員会、中央区社会福祉協議会の後援を得て開催を続けています。団体の活動は10年、年に1回の大きなイベントは9回の実績となりました。

今年は明石小学校の開催を予定していたのですが、急な選挙で使えなくなり、途方に暮れていたところを築地本願寺のみなさまのおかげで、開催できることになりました。毎年「もうダメかも」と思うのですが、なんとか多くの方に支えていただいて続いていることに、本当に感謝しています。

【育フェスCHUO とは】
読み方は「イクフェス チュウオウ」と読みます。中央区に住むママパパが中心となり、一緒に盛り上げようという方々と毎年実行委員を組み、なんとか続けることができています。みんな本業が他にある、いわゆるプロボノ活動で非営利の地域団体です。

私たち3人の「このままじゃ変わらない。何か始めよう」という思いに始まりました。様々な専門性をもつ区内のママパパを中心に仲間が集い、形になり、区の後援を得て、晴海トリトンスクエアで第1回を開催しました。ヒストリーは 育フェスCHUOホームページ にて。

【10年前のこと】
当時、私は中央区子ども子育て会議の区民代表委員の1人になりました。私自身は3人目の妊娠中で、3人の子育てやワークライフバランスに悩みながら挑んだ日々を、少しでも大好きな中央区に何か活かせないものかと考えたのが、応募理由でした。妊娠も出産も子育ても奇跡の連続で、感謝をして社会に恩返しをすべきだと思ったからです。そのすぐ後に母を亡くしたのですが、命のことを真剣に考えていた時期でもありました。

区民委員には任期があり、計画を取りまとめて解散、となりました。私たち会議委員のミッションは、区の計画で「保育所待機児童を平成29年度までにゼロにすること」でした。しかし、私たちが取りまとめた計画はその目標を達成できないものでした。2年余りの会議を積み重ねて、多くの質問をしてきたものの力なく、その計画に賛成するしかありませんでした。

このままでいいのか。そんな思いを共有して、この会議の後に話し合うようになり、私ともうひとりの区民委員が中心となって、育フェスCHUOの歩みが始まりました。今思い返しても、悔しい日々でもありました。

【これからのこと】
今は代表がしっかりと支えてくれて、サッと集まるコアメンバーと、毎年「協力しようか」という方々がいて、なんとか続いています。来年を考えれば10周年なのですが、今は開催できるのか、不安しかありません。毎年、参加してくれる団体や、来場したい方はいるのだろうか。手伝ってくれる運営メンバーは集まるのか、と思っています。

それでも来場してくださった方々の「楽しかった」「同じですね(つながりを感じる瞬間)」「来年はレースに参加したい」などといったリアルな反応があるので、続けたいとも思います。今年はここ数年取り組んできた「子どもブース」として、高校生がブースを出展してくれて大好評でした。とてもうれしかったことのひとつになりました。

子どもや子育てのことを知ろう、つながろうと、一人でネットと格闘するだけは苦しみも伴うものだと思っています。その真偽を考えたり、確認するために、また孤独を抱え込むこともあります。楽しみながら、一緒に、笑顔で地域の子どもや子育てのことを知り、つながることができたらいいのに。そんな10年前の気持ちを確認して、また今日から、今、私にできることに取り組みます。


そして、私はひとりではトチってばかりなので、これからもぜひ一緒によろしくお願いします。心からの感謝を込めて、育フェスCHUOの輪が、さらに広がりますように。

※今回も長女と長男がガッチリ運営サポートに入ってくれました。家族の協力にも感謝しています。

ステージ早々に物を落とす瞬間!トチりは健在。捉えた名カメラマンも支えてくれる大事なパートナーのひとり。
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