もしも エンディングノートのこと 佐世保市を視察

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

中央区議会、福祉保健委員会での視察2日目は佐世保市の視察でした。こちらでは高齢者施策「知っとってノート」の取り組みをお聞きしました。

【今を健康に過ごすことから書く】
なかなかエンディングノートをスラスラとは書けないもの。「知っとってノート」は3部構成にする工夫をしています。
1)介護予防手帳
2)エンディングノート
3)葬儀・お墓のこと

介護予防として、がんばっていることや取り組んでいること、大切な人や場を書くことで「今」をアウトプットしやすくなり、流れで書くことを受け入れやすくしているそうです。佐世保市は高齢者の高血圧が全国平均より1.6倍も高く、佐世保介護予防体操(つるかめ体操)を広めているそうです。

オススメ【もしバナゲーム
私たち議員4人ずつ、グループになってカードゲームを体験しました。終わってビックリ、4人は違うカードを揃え、個性があふれていました。余命半年設定なのに、ポジティブに感じて考えやすくなると驚きました。もしもの時、どのように過ごしたいのか。カードが導き、気持ちを言語化してくれることに気づきました。

エンディングノートにも工夫がたくさんありました。佐世保の歴史と日本の歴史が時系列に並び、昔を振り返りながら書く、楽しみが盛り込まれています。自分の人生をまず振り返ることが大切、とのことです。

佐世保市の取り組みは、「在宅医療の充実に向けた取組のすすめ方について(H31)」厚生労働省の事務連絡への取組として、積極的に進める事例のひとつです。自分らしい暮らしと療養について考えることの大切さを改めて実感しました。

<お父さん、お母さんへ>
私の母も「書く気になれない」と言い、空白が多いままに最期を迎えました。あの頃、こんなコミュニケーションをとる余裕が私にあったら、母の気持ちをもっと聞き出すことができたのでしょうか。
そんな母を見守った父は、既に書き終えていると言いますが、それは変化するものがあって当然なので、一緒にもしバナゲームをやりながら、たまには話そう。

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