いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
9月20日の中央区議会における一般質問のレポートvol.2です。こちらから全編視聴できます→アーカイブ動画
東京都の10月からの第二子保育料無償化を予算を受け、中央区も開始するのですが「企業主導型園が対象外」について、対象とするように要望を続けてきました。再度、一般質問にて、要望と理由の確認をしましたが、中央区は「対象とする考えはありません」と答えました。
疑問1【なぜ企業主導型園は対象外なのか】
中央区は次のように説明しています。
・「待機児童の解消」や「地域の実情に応じた保育サービスの整備促進や質の向上」の観点から
認証保育所のみ第二子半額の補助を適用している
「待機児童の解消」を企業主導型園に頼んでいない、ということのように聞こえますが、この点は区民である保護者が否定しています。
「私たちは、上の子の時に認可に入れなかったから企業主導型園を選んだのに」
また、保育の質については、主に3歳児以上が対象の幼児教育保育無償化の対象施設とするために、施設確認をとっていることから、その質の基準を問うものではないことは確かです。つまり、企業主導型園も中央区が保育の質を確認している施設です。
疑問2【子どもを2人以上持ちたいという願いに対応しないのか】
東京都の予算説明では「子供を2人以上持ちたいと願う方の経済的負担軽減に向けた都の支援であるとのことです。では「区独自の判断」で中央区はこれを企業主導型園は対象外としたとすると、この都の目的は何で果たしているのか、という疑問を持ちます。そして、こども家庭庁が示す「こどもが分け隔てなく大切にされ」という理念に正しい政策なのかという点も問題視しています。
疑問3【子どもを区別する理由は何か】
この私からの問いに対して、中央区は初めてこのように断言しました。
・今回の第二子無償化は「認証保育所への誘導策である」
子どもを分けて対応していない、転園すればいいのだ、ということです。がーん。
疑問4【周知は正しくしてきたのか】
東京都が予算を示した2月の報道等で「入っている」と確認して安心していたという保護者が「そろそろだな」と思って検索すると、私のブログサイトから「対象外と知って驚いた」と言います。同じ感想を複数名からいただいてきました。
対象外なら知らせなくてもよい、のでしょうか?
区民に正しい情報を伝える努力は十分だったのでしょうか?
【保護者の声】
区内には対象の児童が9名いると6月に説明を受けました。私が知る3名の方は、既に認証に転園しました。そして1名は迷っていると言い、2名は転園はできないと言います。
「私たちは当時、認可に入れなかったから企業主導型園に通い始めたのに、認可が空いたら転園させればいい、ということなんですか」
「自分の子どもには特性があり、企業主導型園ならではの小さな規模感、温かさが合っているのに」
「子どもが大好きな園です、なんとか助けてもらえませんか」
「今になって知り、ショックを受けています」
「年間の差額となるのは80万円近い、あきらめきれません」
という悲痛な声でした。中央区独自の判断という、行政の都合で子どもたちが転園させられるのだ
という点に、保護者は傷ついています。認証に転園した親子も傷ついています。大好きな先生だったのにという子どもの寂しさや、慣れずに困惑する子どもへの罪悪感を抱える保護者の悩みがあります。気に入って慣れた園であれば、転園はできる限り避けて、保育の連続性や保育士との信頼関係を深めることが、将来に生き抜く力を育むための愛着形成の基礎ともなり得るということです。
全く納得できません。保護者と共に、引き続き全力で取り組みます。この件でお力を貸してくださる方々がいましたら、ぜひよろしくお願いします。
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