いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
本年2023年4月にオープンしました、新富町駅と築地駅から徒歩すぐのところにある「さくらさくみらい新富町園」を地域の方と一緒に視察させていただきました。
昨年から認可保育所の待機児童が解消され、新規園はどこも園児確保に多くの工夫をしています。現時点で1歳児は定員に達し、期間限定型保育で入園する児童も決まっているそうですが、2歳児以上に空きがある状況が続いています。保育の必要性(求職中含む)があれば入園の申し込みができます。
2つの駅から至近という好立地が魅力で選ぶ方が多いそうですが、公園が近くに多数あること、隅田川テラスに近いことも、京橋地域の魅力のひとつになっています。この近所では、築地川公園、多目的広場、京橋公園、明石町公園、桜川公園、本の森ちゅうおう、などがありますね。
【中央区の主流 園庭がない保育園】
中央区は区立保育園(建物が区の施設)以外、ほとんどの私立認可保育園に園庭がありません。しかし、屋上庭園やバルコニー、テラスやちょっとした中庭など、あらゆる工夫で戸外の空気を取り入れたり、太陽光を感じるなどの工夫がされています。
また、区立園と比較すると、積極的にお散歩を取り入れていること(回数が多い)が魅力です。中央区は、私立保育園の方が区立園よりもお散歩の回数が多いと説明しています。こちらのさくらさくみらい新富町保育園では、水遊びスペースも作られていました。
【絵本ライブラリー】
さくらさくグループの保育園は中央区内各地にあり、現在10園となっています。2024年4月開所予定のパークタワー勝どき園で11園目となります。参考 新規開設予定園
各園400冊+100冊、合計500冊もの絵本を常備しているとのことで、本の数がとても多いと感じましたし、ライブラリーは親子に人気のコーナーだそうです。100冊は園でチョイスできるそうで、園児や園に合ったものを選んで置いているそうです。貸出しとなれば、毎日通える図書館にもなりますね。
【育休を分割取得するという選択肢】
中央区は1歳児からの園を中心に新規開園を拡大してきました。育休延長の兼ね合いもあり、1歳児のうちに職場復帰を希望される方が多かったためです。しかし、男性育休の広がりや、育休の分割取得が進む中、今後は、区民のみなさまがどのような希望をされるのか。そのワークライフバランスの選択に注目しています。
慣れた園の保育を継続するために分割取得を見合わせるのか
園の利用が一時的となった場合、子どもや保育にどんな負担があるのか
【期間限定型保育 という選択肢】
待機児童は解消しましたが、1歳児に注力する必要性は残っており、期間限定型保育も継続しています。これは1歳児で待機児童となった方が利用対象となります。2歳児以上の空き教室、保育士を活用して1歳児の定員枠を1年間だけ増やすというものです。
この利用をしながら、近所の希望園が空く転園を待ったり、気に入ったのでそのまま2歳児クラスに上がることを希望したりと、それぞれの希望選択をされています。希望が通らずに転園する場合もありますが、何らかの認可保育所で保育を継続することはできています。
【地域公開というチャンス】
コロナで見合わせが続いていましたが、私立認可保育所に対して、中央区は地域に保育等の機会を開いていただくようにお願いしてきました。目標は月に1回程度として、園に入り、体験をしたり、説明会に参加したりというスタイルが一般的です。「月ごとのお誕生日会」への参加や、絵本の読み聞かせ体験会などが多いように思います。こちらの園でも、何らか、これから少しずつ始めたいとのことでした。
<高橋まきこのFAQ>
Q)オムツのサブスクは?
A)導入しています。1歳児のおよそ半分が活用しています。
Q)連絡帳アプリは?
A)手書きの連絡帳ですが、今後の導入は検討しています。
Q)欠席連絡は?
A)電話をお願いしています。
→もっと詳しく、いろいろな園のことを聞きたい、保活の話をしたい、という方は 保活座談会 にぜひご参加ください。次回は6月19日(月)午前中に勝どきの開催予定です。6月はオンラインも予定しています。
保育園は今、新年度の入園、GWの連休が終わり、子どもたちが徐々に生活に慣れてきたところです。少しずつ、希望する園の見学や、公開機会の問い合わせなどを始めてみるのもよいと思います。