選挙とお金のこと 中央区議会議員選挙

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

選挙はお金がかかると言われますが、どんなことに支出し、何は税金で支えられているのか。少しでも選挙が身近に感じられるように、選挙を振り返りながら、こちらでお伝えしてみたいと思います。

中央区選挙管理委員会から指定された収支報告書は、Excelのひとつのマスに数字一桁ずつを手入力し、計算は電卓。カバー写真のように表紙の印刷がたくさん、で驚愕しました。選挙が合法的ながらも「今」に合ったものとなるように願い、取り組みたいとも思っています。

中央区議会議員選挙2023.4月の投票結果】開票結果(得票)は コチラ
・今回の投票率は「42.16%」と前回の44.05%を下回りました

・投票者の総数は56,996人と前回の56,379人より微増

・投票率は女性が42.84%、男性が41.38%で女性の方が高い結果でした

・最も投票率が高かった投票所は「月島幼稚園」で48.84%

・最も投票率が低かった投票所は「銀座中学校」で24.96%

・無効票「955」は悲しい(投票してくれたのに)

中央区長選挙が「無投票」となったことで、大幅な投票率ダウンが懸念されたものの、それがニュースになったことで「このままではよくない」といった考えの方が行動した結果、なんとか投票率は微減に留まったようです。前回は区長が8期(32年)ぶりに交替する、という節目の選挙だったこともあり、今回の投票率は下がると予想されていました。きっとこちらを読んでいるみなさまは投票されたことと思いますが、どう感じますか?

【選挙のお金あれこれ】
先月2023年4月に行われた中央区議会議員選挙について、私は立候補者のひとりとして、選挙の収支報告書を提出しました。

・私の自己負担額は358,363円となりました。選挙ハガキ(2,000枚)、選挙カーの看板(設置等含む)、ビラの新聞折込、選挙カーの駐車場料金が負担額となります。

・供託金:立候補に必要なお金で、東京法務局に30万円を支払いました。
一定の得票数があると有効として、選挙後、得票数の確定後に返金されます。有効得票数に達する場合は、立候補時の一時負担金となります。区議会議員選挙では、得票数が、議員定数分の有効得票総数×10分の1で算出されます。今回は、56,996を30(議員定数)で割り、10分の1をかけると「189」となり、この得票を超えていると30万円は返金されます。

・公費負担:経費の一部を公費(税金)で負担してもらえるもの
選挙カー(車、ガソリン、運転手)上限あり
ポスター(中央区は158枚)上限401,727円
ビラ(区議会議員は4,000枚まで)上限30,920円
これらは公費を請求することができます。つまり税金で賄われます。

私は選挙事務所を置いていないので、その賃料や光熱費等の維持費、人件費、看板費などが発生していませんが、それがかかることが一般的です。

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公職選挙法で認められている選挙行為しかできないのですが、お金をかければその行為を拡大することができると思いますし、限りないものかも知れません。

最低は、持ち出しとなる供託金の一時金30万円
ポスターとビラは公費負担をお願いする範囲なら持ち出しゼロ
これらを事前に自己負担するなら100万円程度といったところかと思います。

公費負担(税金支出)を最小限にしたスリムな選挙を目指しつつ、区民のひとりでも多くの方とつながる方法を追求した政治活動に努めてまいります。

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