中央区 学童クラブの待機児童が243人

昨日のブログ で認可保育園の待機児童ゼロ達成!をお伝えしたところではありますが、残念ながら小学生の放課後の居場所、学童クラブの待機児童数が243人との報告を受けました。昨年度も205人であり、2年連続で200人を超えています。
参考:学童クラブの申込・登録の状況(令和4年度)

この大きな課題について、中央区議会の福祉保健委員会でも、各委員からの質問が続き、白熱した質疑応答となりました。関心のある方にぜひご覧いただき、感想をお聞きしたいと思っています。(議事録は2か月後頃に、中央区議会ホームページにて公開予定)

 

高橋まきこも委員として出席していましたので、以下【】の質問をしました。

【これまでの6年間に何を取り組んできたのか?】
「また同じことを繰り返している」
「この5、6年間の時間、区はどんな準備をしていたのか?」
みなさまから集まった声を、そのまま、区長を始めとした理事者に質問しました。

この子どもたちが生まれた後、認可保育園の待機児童がピークでした。(H28は263人、H29は324人)認可外も含めて入園できず、働き方や復職に悩み、何度も転園を繰り返したり、多様な保育でつないだり、区の一時預かり保育に深夜、早朝から並んでいたのも、この年代前後のことです。(コチラ

ここ数年に就学する児童の保護者は同じ思いをしたくないと学童待機に備えて「学童活」をしている方も少なくなく、私にも保活からのつながりで多くのご相談がありました。

 

<中央区の返答>以下のように取り組んできた
1)学童の登録定員制への定員拡大( コチラ
2)プレディとの連携
3)民間学童誘致(定員30人、1施設、R5年度開所予定)

1は保育の質の低下につながる大きなリスクがあるし、区も「これでいいとは思っていない」と答弁
2は現在「利用制限」があり、希望者が全入できる「連携」となり得ていない
3)は「これで待機児童は解消しない」と区が説明

という状況で「取り組んできた」は努力の過程であり、待機児童にならない備えではなかったということです。来年度同じことが繰り返すことのないように要望しています。

 

【東京都の待機児童対策事業を導入するのか?】
「学童クラブ待機児童対策提案型事業」は東京都が都民の「今の課題」を解決するために全額を都の予算で支出するとした、画期的な新規事業です。2月の議会にて「検討」と答えてもらったので、具体的に導入を確認しました。

答えは「YES」で、事業を活用して民間学童誘致の準備や運営につないでいくとしています。

私はこの事業導入に関連して、中央区のプレディの充実やベビーシッターの対象を小学校3年生までとすることなど「できることは全てやる」一年とし、来年度の学童待機児童解消に備えるべきだと思います。

東京都予算で「小一の壁打破」を目的として「全ての子どもたちに居場所を」という必要な都民への願いが込められた事業です。

就労要件やコロナ対応として制限されるべきものではなく、集団で育ち、遊ぶといった、全ての子どもがもつ、当たり前の権利を大切にしていくのが、本年度の役目ではないでしょうか。

 

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ご意見やご要望などは

高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。

中央区民のみなさまはぜひ 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。

★★★★★★★

中央区「区長への手紙」へ伝えて直接返答を求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。

 

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