中央区の子育て ファミサポと児童館の現状は?

中央区ファミリーサポート提供会員向けの講習会&交流会に参加しました。テーマは「児童虐待と社会的養護」でした。どんな通報が実際にあり、どう対応したのかといった説明がありました。全国的な傾向ですが、虐待通報件数、特に心理的虐待が増え続けています。匿名の通報でよいので、すぐに連絡を、とのことでした。参考:虐待を見かけたら

銀座に近いこともあり、夜に子どもが一人になるケースへの対応が必要だとのご説明でした。であれば、東京都べビシは24時間利用できることが必要な地域なのではないかと疑問を持ちました。この点は、保護者のみなさまにご要望をお聞きしたいと思っています。

 

中央区の子育て事情と支援についての説明で理解が深まりました。以下にポイント列挙します。

<中央区の人口>
・令和4年が171,419人
・昭和28年が過去最多で172,183人
・平成9年が過去最少で71,806人

 

<出生数と合計特殊出生率>
・近年、年間2,100人位の出生で推移
・令和2年の合計特殊出生率は1.43

・令和元年の合計特殊出生率は23区で最高ポイント「1.38」
全国は1.34、東京都全体は1.13

 

<ファミサポ>
・利用実績は平成29年の2,146件をピークに右肩下がり
・依頼会員は2,000人程度なのに対し
・提供&両方会員は400人程度(両方会員含む)
・提供会員だけだと260人なので、マッチング確率はわずかに13%

★提供会員を増やしたい!とのこと

 

<児童館>
・区の直営は、築地、浜町、月島→17時に閉館なので、中高生の利用がほぼない
・委託(直営の3館以外)は20時まで利用ができる(小学生は17時まで)
・勝どき児童館の利用者が最も多い(R2年度)
・「赤ちゃん天国」がないのは、佃児童館と勝どき児童館(至近のきららにある)

===
子育て中のみなさまにとっては「知ってる!」ということだと思いますが、改めて列挙すると、疑問も多いと思います。

 

★ファミサポの提供会員を増やすためには、具体的にだれに登録してほしいのか、
区民におけるターゲットを明確にした訴求が必要です。
若い世代の担い手を増やしたいなら、講習のオンライン化とその回数を増やすことは不可欠です。また、その世代に知ってもらう努力が必要です。具体的にはPTAや保護者の集まりで告知する機会を増やすことだと私は要望してきました。
みなさまの周りで、お知らせの機会はありましたか?

 

★佃児童館に赤ちゃん天国は必要ないのでしょうか?
過去には区長への手紙で要望がありました。

 

★直営の児童館は17時に終わりますが、その地区の中高生の居場所はどこになるのでしょうか。

東京都内で最高の合計特殊出生率であれば、子育て支援の充実は極めて重要で、予算配分も相当に必要です。みなさまの要望が反映された予算と事業になっているのか、引き続き議会でも確認を続けます。

みなさまのお声もぜひ聞かせてください。

 

ご意見やご要望などは

高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。

中央区民のみなさまはぜひ 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。

★★★★★★★

中央区「区長への手紙」へ伝えて直接返答を求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。

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