いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
特認校のスクールバスについてご意見やご要望をいただくことは多く、難しい問題だと感じています。「日本橋地域からも運行してほしい」など、それぞれのお立場からのお声が寄せられています。4月9日に開催された中央区教育委員会にて、スクールバスの利用状況が細やかに報告されていましたので、まずは現状からお伝えしようと思います。
【スクールバスの運行】
中央区では、月島地域に居住している城東・常盤・阪本小学校の就学児童通学に際して、無料でスクールバスを運行しています。
※中央区ホームページ/スクールバスの運行
・スクールバスの対象となる小学校:城東、常盤、阪本
・バス停となる集合場所(5か所)
佃(中学校前)
月島(区民センター前)
勝どき(5丁目親水公園前)
晴海(区民館前)
晴海西(こども園前)
【特認校制度、就学の条件】
特認校とは、学区以外の学校を希望する学校選択制度(小学校特認校制度)を実施している区立小学校です。就学の条件として3点が示されていて、そのひとつに「児童が特認校へ自力で通学すること」があります。これにより、スクールバスを利用できなくても通学できるという前提条件があることがわかります。
・児童が特認校へ自力で通学すること。(自転車通学は禁止しています。公共交通機関を利用する際は、保護者の責任で安全確保ができる方法で通学できること、及び利用する際にルールやマナーを遵守することが条件です。)

【スクールバスの申請状況】
4月8日現在の申請状況は3校で321人だったとのことです。
城東小学校:139人
常盤小学校:105人
阪本小学校:77人
乗車場所別
佃:49人
月島:47人
勝どき:104人
晴海:94人
晴海西:27人
【保護者の声と現状】
特認校制度は区内のどこからでも申請できることから
「日本橋地域からも運行してほしい、公共交通機関がない」
「京橋築地小学校や泰明小学校に対しても運行してほしい」
といったお声があります。利用料金を支払ってもいいので、整備してほしいという切実なお声も少なくありません。
特に、京橋築地小学校や泰明小学校への通学に利用される都バスの混雑の問題が深刻だと言います。これまでの通勤客からの苦情に加えて、晴海通りのルートは観光客が増えている路線でもあり、乗車ができない状況に対するお困りの声も大きくなっています。バスを利用する一般のお客様から学校に寄せられる苦情が多いのか、学校の先生方から子どもや保護者に対して路線バスの乗車に関する指導も「かなりある」とお聞きしています。
これまでも区議会で要望が伝えられてきましたが、泰明小学校は周辺に停車に適した場所がない、といった説明がありました。さらに現在は、バスのドライバー不足の問題があります。労働環境の変化などによりドライバーを拡充したり、バスを確保したりといったことが難しい状況があります。
<まきこの視点>
条件に同意して就学したとはいえ、お子さまが安心して安全に通学できる環境整備は大切なことだと思っています。一方で、特認校の抽選(泰明小学校以外は全校が抽選を実施)によって通学が実現しなかった方を含む、広い区民のみなさまの理解を得て、実施する必要があります。私は通学するお子さまの安心と安全のために、できる限りのサポートができたらと思いますが、公平感や納得感など、丁寧な話し合い、合意形成のための機会が平等に設けられることを希望します。在校の方に広くアンケートなどでお声を聞き、ワークショップや座談会など、話し合う機会を重ねていくといった機会はいかがでしょうか。
みなさまのご意見もお聞かせいただけたらと思っています。
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