子どものためのグリーフケアを求めて ひこばえを訪問

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

夏休みは特に、学生インターンとの活動を大切にしています。今期は直接、私のホームページのお問い合わせフォームから、希望を申し出てくれた高校生と大学生とも活動をしています。

【グリーフの経験】
高校生インターンのうち2名が、小学生の時にひとりの親をがんで亡くした経験があり、ひとり親家庭に育っていることを聞かせてくれました。これからの進路を決めるにあたり、これまでを振り返り、言語化に取り組む中で、これまでのご自身の思いについて深く考えるようになったところもあると私は感じています。当時への思いや、今やこれから自分が取り組むべきことの考えには、それぞれに違いはあるけれど「子どもへもグリーフケアを届けたい」という願いと思いは同じです。

当時、蓋をした思いや、聴いてもらえなかった思い、話せる相手がいなかった気持ちがあると言います。
親は自分よりも辛いとわかるから言えない
弟も辛いとわかるから言えない
先生はとても忙しそうだったから、話せなかった
声をかけてくれる大人はいたけど、本音は言えなかった
などといった気持ちを話してくれています。

【グリーフケアライブラリー ひこばえ】
下町グリーフサポート響和国 による、台東区の居場所とライブラリー「ひこばえ」さんを訪問しました。私の訪問は2回目で、前回の訪問ブログを読んだ今回の高校生が私とつながったことがきっかけです。本郷さんにご案内いただき「ゆるみの時間」を予約して、過ごすことができました。本郷さんに「誰もがグリーフを抱えて生きている」と温かく迎えていただきました。ほっとする温かい絵本に囲まれたお部屋で話したり、気持ちを表現しやすくするカードを体験したり、リラックスして過ごしました。子どもたちへのグリーフケアの必要性や、今の学校現場の課題など、意見交換をさせていただきました。本日も貴重な場と機会を、ありがとうございました。

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【支援は届いているのか】
ひとり親支援、食事支援、家事支援、補助、居場所の提供など、行政で予算をつけている支援の種類はたくさんあり、金額的に大きいものもあります。しかし、大きなグリーフに直面した子どもたちは、それらの支援のみで、心身共に健やかに成長していくことには困難もあるということです。もちろん、居場所や大人の声かけ、食べるものや住むところなどの生活の確立は欠かすことができず、こうした支援は当然に必要な根底ではあります。

本郷さんによると「支援を受け入れられる心が整っていないと、支援の実感を得ることは難しい」とのことで、深く納得しました。大きなトラウマがある状態では難しく、まずトラウマへの対応があってからの支援だと言います。行政の役割として、しっかりと支援を届けることは重要で、これは受け取りの相手として保護者になっているしくみは理解します。

しかし、その傍に同じようにいる子どもたちに、誰が向き合い、声をかけ、子どもの声を聴く役割を担っているのでしょうか。ヤングケアラー同様に、家庭の中に困難がある状況であれば、それは社会が支えることが求められているのだと思います。

【子どもたちへのグリーフケアを】
子どもと向き合い、子どもの声を聴きとり、心を安定させるグリーフケアは子ども一人ひとりに必要です。大人と同じように、大きなグリーフを抱えた時に、専門職とつながったり、ケアを受けたりといったことができるような環境整備を求めていきたいと思っています。家庭に困難がある状態なのだから、家庭だけに押し付けるのは難しいのです。実際に難しかったという子どもたちの声に耳を傾け、予算をつけてしくみをつくっていきたいと思っています。

どんなしくみで子どもたちの心を支えていくのか

これから取り組みを進めていきますが、私たちだけでは限りがあり、みなさまのお力をお借りしながら、展開していけたらと思っています。

中央区民のみなさまは 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。

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中央区「区長への手紙」へ伝えて直接返答を求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。

★高橋まきこの活動がわかる政策レポート集は コチラ

★高橋まきこ中央区議会一般質問ダイジェストは コチラ

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