いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこです。
世田谷区、区立産後ケアセンター(桜新町)を 親子・子育て応援ラボ のメンバーを中心とした超党派の地方議員にて訪問させていただきました。
「児童虐待のないまち世田谷をめざして」
世田谷区は先進的に取り組んできた自治体で、児童虐待予防に力を入れています。世田谷版ネウボラ「切れ目のない支援」がよく知られています。生まれてからできるだけ早い段階で関わることが特に大事とされています。
【産後ケアはこんなこと】
主に3つの事業があります。
・ショートステイ(宿泊)
・デイケア(日帰り)
・アウトリーチ(訪問やオンライン相談)
このほかに、授乳育児相談(電話含む)やプレパパママ講座や、ママ同士の交流の場づくりなど
も実施しています。こちらの施設は産後4カ月未満の母子で、不安があるなどの利用に条件があります。初産の方が全体の70%と多い特徴があります。
授乳支援を必要としている方が、全体の80%と最大のニーズとのことです。次々と変化していく子どもの成長と共に悩むのが、未経験の子育てでもあり、生活のリズムや泣きへの対応も必要としている方が多いそうです。
【中央区の産後ケアは宿泊のみ】
こちらの ブログ でお伝えしたように、区議会で要望していますが、中央区の産後ケアは宿泊型のみです。児童虐待防止や産前産後うつへの対応として、つながりを続けることが大事です。宿泊型のみでは、施設利用対象の時期が過ぎれば、また施設の空きがなければ、そのつながりが切れます。区が説明しているように、保健所、子ども家庭支援センター、児童館で相談を受けると言っても、引継ぎをしてもらえないなら、一から説明をしなければならず、相談を諦める方が少なくありません。困っていますのSOSを上げられない方にこそ、つながりや支援を届ける必要があります。
日帰りで、必要な方が産後早期に利用しやすい環境整備をすることが必要です。授乳や育児の相談をしたい気持ちは誰にでもあり、困った時にケアにつながれることを求めています。
【オンラインも活用している】
中央区はアウトリーチを家庭への訪問として、コロナで控えていると説明しましたが、世田谷区では「コロナでつながりにくくなっているからこそ、アウトリーチ」という説明でした。オンライン相談やママ同士のコミュニティ活動など、積極的に活用しているそうです。
オンラインの対応として、会ったことがある担当者が継続的に関わるようにしているとのことでした。この点は「相談しようという気持ちになる」点で非常に重要ですね。中央区の場合、新生児訪問、産後ケア、3カ月健診等と担当はどんどん変わります。
中央区の宿泊型は、コロナによる上の子どもとの面会制限などの理由から、第二子など、多子の方々が利用をあきらめている状況も続いています。この対応にも、アウトリーチでしっかりと関わることが重要です。
【みんな悩んでいる】
特に第一子の子育ては戸惑いも多く、誰もが悩み、戸惑い、不安を抱えています。出産した場所や、施設を利用できるか否かに関わらず、誰もが困難を感じたら相談できるしくみづくりと、そのお知らせが必要です。
みなさまの困った、や、あったらいいな、など、体験談やお気持ちをぜひお聞かせください。私は引き続き、この3つの産後ケア事業が中央区でも確実に実施されるように求めていきます。
私自身が度重なる高熱で震える乳腺炎に悩みながらの授乳期の子育てを経験しています。あの恐怖と危機感をを誰にも感じてほしくないと、心から思っています。
★ご意見やご要望などは
高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。
中央区民のみなさまはぜひ 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。
★★★★★★★
中央区「区長への手紙」へ伝えて直接返答を求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。