コロナの影響を受けた昨年度はじめから、長く要望してきた、オンラインによる学校授業への参加について、この夏の感染拡大を受けて改めて、一般質問でも確認しました。オンライン参加ができるのかと、出席と扱うのかを聞きました。
私は教員一人で担うことが課題になるのであれば、柔軟な指導を実施している学校事例(学年でオンラインと対面を組み合わせて協力して実施している)を参考に、取り入れる準備をしておくことが重要だと考えています。
(保護者から私へのご相談)
学校に要望したり、教育委員会に相談したが共感を得られなかった
本当はやりたくないという感じがして、断られているのだとわかった
(国:文部科学省)
GIIGAスクール構想の実現にあたり、文部科学省は「いつでも、どこでも、誰とでも学ぶことができる環境の実現」と示していることと
(中央区教育委員会のこれまでの説明)
タブレットの全児童、生徒への配備後も「オンライン双方向授業の効果は疑問が残る」
2021年8月の「区長からの手紙」にも複数件の要望が寄せられている「オンライン授業の参加」。「検討する」と回答するに留まっている
【中央区教育委員会からの答弁】
一人の教員がオンラインと教室の対面の両方を実施する運用に制約があり「学習効果は限定的になる」と考える。出席の扱いは国の通知に従う。
(参考)
令和2年12月の「文部科学省デジタル化推進プラン」において「GIGAスクール構想を始め教育分野において急速なデジタル化への対応が進むことを見据えて、デジタルの活用により一人一人の多様な状況やニーズに対応した取組が進展するなど、その良さを誰もが実感していただくことができるようになることを目指す」とされ、さらに「遠隔・オンライン教育の推進」において「児童生徒一人一台端末と高速大容量の通信ネットワークとの一体的な整備により、遠隔授業やオンデマンドの動画教材等を取り入れ、発達段階に応じて対面指導と遠隔・オンライン教育とを使いこなす(ハイブリッド化)ことで、多様な子供たちに対して教育の質を高め、個別最適な学びと協働的な学びの実現を目指す。誰も取り残すことのないよう、学校で学びたくても学べない児童生徒(病気療養、不登校など)に対する遠隔・オンライン教育の活用を促進する。」と示されています。