子どもの権利救済機関 小金井市 子どもオンブズパーソン

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

2024年2月の「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウムに参加してから希望していた、小金井市子どもオンブズパーソン相談室を訪問しました。代表の半田オンブズをはじめ、事務局のみなさまのおかげで実現しました。

【子どもの権利を尊重した地域づくり】
日本が子どもの権利条例に批准したのが1994年ですが、2022年のこども基本法の成立までおよそ20年近くかかっていることがわかります。こども大綱と共に、これから全国的に急速に進むことと思います。

小金井市では、2009年の子ども・若者育成支援推進法と同年に、「小金井市子どもの権利に関する条例」を制定しました。しかし、この条例では子どもの権利救済が盛り込まれていなかったため、2022年に市民からの陳情に基づき、市議会にて「小金井市子どもオンブズパーソン設置条例」が可決されました。全国でも先進的な自治体のひとつです。

【中央区の取り組み】
これまで中央区議会にて取り組んできましたが、中央区は「東京都の条例を超えて独自に条例制定をする予定はない」と説明しています。本当にそうでしょうか。全国では69の自治体が 子どもの権利保障をはかる条例 を制定しています。(2024年5月現在)国のこども基本法、都の東京都こども基本条例、だけでは足りないと私は考えています。中央区で子どもたちにどのように育ってほしいのか。それは直接子どもに関わる人のみならず、全ての人が目線合わせをして取り組む必要があるからです。

中央区でもこれから初めてとなる「中央区こども計画」が取りまとめられようとしています。この計画を中央区に関わる全ての人に共有し、共に実践していくためにもその理念を共にする、中央区らしい条例の制定が必要だと考えています。経過は 中央区子ども子育て会議 の傍聴でキャッチアップできます。

【子どもオンブズパーソン】
子どもオンブズパーソンとは、一人ひとりの子どもの「困った」を受け止め、子どもの権利の侵害からの救済に取り組む機関とされています。
・相談に対する助言・支援
・救済活動
・子どもの権利の普及啓発

特に私がオンブズパーソンが素晴らしいと思う点は「子どもの意見を表明する権利」を尊重し、子どもと一緒に、一番良い方法を考えてくれるところです。

子どもを取り巻く環境(いじめ、体罰、差別、不登校、虐待など)において、子どもがSOSを発信できるまちをつくる、という意思を尊敬しています。小金井市では、子どもの権利が実現されるまちづくりを目指すとして、条例で職務の独立性と権限を規定しています。

<<子ども・若者が大切にしたい子どもの権利>>
私は今年の夏は高校生インターン3名と大学生インターン2名と活動しています。メンバーのほとんどが「子どもの権利」に取り組みたいと意思をもって参加を表明してくれました。今回の小金井市への視察は、学生たちの強い希望でもありました。事務局の代表を務める、半田先生をはじめ、事務局のみなさまが熱心に学生それぞれの夢に耳を傾け、質問に応えてくださいました。小金井市の白井市長からも「未来は明るい」と学生に声をかけていただきました。小金井市のみなさま、本当にありがとうございました。

学生の感想:市長自ら、子どもの権利を学ぶ姿勢とアクションが素晴らしいと思った。お二人(市長と高橋まきこ)が目指す、中高生の居場所づくりに共感した。相談しにくい子ども・若者世代の悩みをどう受け取り、専門機関につなぐのか。誰でも行きやすい場づくりが重要だと思う。

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