いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
本日の中央区議会の委員会にて予算案が承認され、中央区のベビーシッターは1か月あたりの上限が12時間から、20時間までと上限が引き上げられることとなりました。正式には7月4日の区議会の議決で承認となります。本年度の変更点については 前回のブログ でお伝えしました。月ごとの上限があるのは中央区だけで、他の自治体は年間144時間となっています。
【20時間の理由】
中央区は今回、20時間と拡大した理由を以下に説明しています。
・多様なニーズに応えられる
・ある程度、柔軟に対応できる
・これまでの実績を踏まえて決めた
「毎月12時間を超えている人は、全体の1/3」
「年間50時間を超える人は、全体の2/3」
こうした現状と共に「家庭に困ったことがあったら、まず中央区に電話で相談してほしい」という説明がありました。電話で聞き、必要に応じて家庭訪問をするとのことです。
【緊急対応枠は使えるのか】
中央区子ども家庭支援センターが承認した場合に限り、月に最大60時間までの補助が、年に2回まで受けられるようになるそうです。臨時・緊急時の利用負担額の見直しも決まりました。
・緊急一時保育(施設型の一時預かり保育)
・育児支援ヘルパー
これまでの1時間あたりの上限3,150円が2,500円と、こちらは引き下げされることになりました。しかし中央区が説明するセーフティネットとなるかは「緊急対応枠が利用できるのか」にかかっています。私はこの点を懸念しています。これまで「保育士配置が足りない」などの理由で、保護者の入院という困難時に、緊急一時預かり保育が利用できなかった、という方を知っています。「子ども家庭支援支援センターによる承認」を前提としていて本当の緊急時に間に合うのか、という懸念点もあります。
【手と声を上げないと助けてもらえないのか】
国や東京都が全ての子ども、子育てを支援すると明確に示していますが、中央区はそうではありません。今の計画も、現状は次の計画もそうなっていません。今回のベビーシッターが特徴的なように「電話をしてお願いしないと」個々の現状や生活に合わせた支援の利用はできない、もしくは限定されていて「実績がないので、必要はない」と認識されています。
私には「こんな時に困った」「この時、区に助けてもらえなかった」という声が様々に届いています。今のまま「電話を待つ」「相談を待つ」ままでよいのでしょうか。アウトリーチの重要性はアフター声ロナでなくなったのではありません。これからもみなさまのご意見やご経験など、お聞かせいただけたらと思います。これからの子どもたち、子育てを担う方が、同じ戸惑いや困惑、不安を抱くことのないように。
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