子ども見守りシステムを要望 防犯ブザーは機能するのか

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

2月の中央区議会、一般質問にて、子どもの見守りシステムの導入を求めました。

★高橋まきこ 一般質問のアーカイブはこちらから 視聴できます

子どもたちの安全のために、通学路の安全への取り組みを強化したいと願い、これまでも力を入れて取り組んできました。中央区でも子どもたちへの不審者情報は続いています。子どもが安心してヘルプを求められるように、実行性のあるシステムの導入が必要です。

行動訓練はもちろんですが、防犯対策は、犯罪者が巧妙かつ凶悪化している現状を捉えると、こちら側の対策も強化していかなくてはなりません。常に、技術や連絡体制をアップデートし続ける必要があります。

【高橋まきこの要望と提案】
子どもたちがSOSを発したら、速やかに情報を連携し、かけつける連絡体制の整備が必要だと考えています。

品川区では「児童見守りシステムまもるっち」が全児童に配布されており、児童が危険を感じた時に「まもるっち」の防犯ブザー用ストラップを引っ張ると、警報音が鳴ると同時に品川区役所内のまもるっちセンターに通報され、関係各所への連絡と子どもへのかけつけが速やかに対応される流れになっています。

高橋まきこの質問)
中央区も児童配布の防犯ブザーを見直し、関係者が速やかに連携して対応できる「児童見守りシステム」を導入すべきと考えますが、中央区の見解をお聞かせください。

この私からの質問に対して、以下のように、中央区教育委員会は防犯ブザーの狙いと、抑止への考え方の説明をもって回答しました。

【子どもたちに配布されている 防犯ブザー
小学生、中学生に対して、子どもたちが通学時等に犯罪や事件に巻き込まれたり、巻き込まれそうになった事例が頻発していることから、小・中学生の安全の確保を図るため、緊急時に危険を周囲に知らせる防犯ブザーを配布しています。


中央区教育委員会は「子どもが緊急案件に遭遇した際に恐怖で声を出しにくくなることから、周囲に危険を伝わりやすくするため」に配布していると説明しています。また、防犯カメラの設置やPTAによるパトロールの実施、地域の連携で抑止的な措置を行う中で、実効性が高まると説明しました。

【子どもたちは防犯ブザーを鳴らすのか】
子どもたちは現実をよくわかっています。防犯ブザーを鳴らしたら、どんなことが起こるのか。日常的にブザーが鳴ってしまうエラーは頻発しており、周囲の目が集まることを体感しています。何か怖いと思った時に、それを鳴らして「知らない人たち」からの注意を集めるには、とても勇気がいることではないでしょうか。そして思春期の子どもたちで「どうせ誰も助けてくれないんじゃないか」と
他人に対して思い込む可能性も否定できません。

私が提案しているシステムは、子どもたちに説明すれば、深く理解してくれるものと思っています。子どもたちも、自分のワンアクションが、どのように影響するのかを理解すれば、信頼してSOSを発信してくれると信じています。

GPSには様々な意見があると思いますが、危険発生時に対する丁寧な説明と同意確認をもって、子どもの安全を最優先した、予算の配分と、実効性のある事業を積極的に進めてほしいと、中央区教育委員会に強く要望しています。

みなさまのご意見もぜひ、お寄せください。

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