いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
中央区議会にて4月からの新年度予算の審議が続いています。傍聴にて確認した内容などをお伝えします。
【中央区の乳がん検診 の対象が変わる】
中央区では36歳以上で偶数歳の女性区民に対し、乳がん検診を無料で受診できるようにご案内を送っています。内容はマンモグラフィ(乳房エックス線)検査が対象です。これまでマンモについて、50歳以上は1方向を対象としてきましたが、2方向に拡充されます。来年度予算で8,900万円を計上しており、案内の発送やリマインドハガキの発送などが主な費用とのことです。
【受診率はどうか】
中央区の受診率は22%とのことですが、職場の検診で受診している方が多くいることから、実際にはこれ以上の女性が受診しているとのことでした。
私は二度に渡り、ご案内を発送し、多くの方が「職場で受けているから」と廃棄する流れを考えると、職場等で受けていますか?と確認をしながら、区民全体の受診率を把握し、必要な方にリマインドを発送する流れと改めるべきではないのか、と思います。正しく状況を把握することが区民の健康管理として、必要ではないでしょうか。
【検診にオススメの時期がある】
「月経が終わって一週間ぐらいの時期に検査を受けると、検査時の圧迫による痛みが緩和されます」と中央区のホームページにあります。痛くて気が進まないという方も多いかと思うので、参考にシェアします。
【超音波との組み合わせ】
日本人は乳腺が発達しており、マンモで見えにくいという特性があるそうです。国が対象としているマンモのみならず、超音波(エコー)との組み合わせで、より正確に判定することができるということです。専門医によると、同じタイミングで両方を受け、総合的に診断することが望ましいと言います。
品川区 では500円の自己負担でマンモ、1,000円の自己負担でマンモ+超音波(エコー)という乳がん検診を実施しています。私はまず、こうした取り組みが必要だと思います。そして、このホームページ、温かみがあって、詳しくてわかりやすい!
【カスタマイズされた情報提供を】
・職場で受診したのか
・マンモを受けたのか(年に1回程度)受けられるのか
・エコーは受けたのか
年齢や閉経など、それぞれの状況に応じた情報提供が求められています。一斉に通知するのみならず、必要な情報を届けたり、相談体制を整備することにも予算を充てていく必要があると思います。
一斉の郵送ばかりで「やっている」は、本当に必要な情報として届いているのか、これからも確認を続けます。「私へのお知らせ」という細やかなコミュニケーションが、区と区民の信頼関係を深め、情報がより届きやすくなっていくと思います。
【様々な検査がある】
自己負担が前提ですが、3DのマンモやMRIを用いたドゥイブス検査など、様々な乳がん検診があります。「痛いから」とあきらめず「私にもできそう」という方法や予算を検討してみてはいかがでしょうか。
フェムテック地方議員ネットワーク では、八丁堀の EASE女性のクリニックを 視察しました。こちらでは3Dを用いたマンモや、自己負担金をプラスして、より充実した検診を実施しているとのことでした。みなさまに健診や検診が身近となるように、女性×健康についても注力して取り組みを続けます。
★高橋まきこ中央区議会一般質問ダイジェストは コチラ