校則なし、PTAなし、流山市立おおぐろの森中学校を視察

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

校則と児童生徒指導を考える地方議員連盟(以下、校則議連)にて 流山市立おおぐろの森中学校 の視察をさせていただきました。私たちの活動において、校則なしは非常に興味深いものです。実際に私も多くの子どもたちから「学校の決まり」への疑問の声を受けてきました。これからお伝えする内容は、ほとんどが学校ホームページから確認できますので、ぜひご覧ください。そして、こちらのサイトにある動画、学校PVは不登校にある生徒が製作したそうです。個性が活かされていますね。

【校則なしは大丈夫?】
校長は「法律以外のルールはいらない。何の問題もない」と断言されています。考える機会、その経験を学生時代にすることに意味がある、とおっしゃっていました。考えて行動して失敗してもいい、それが学校なんだという言葉に胸が熱くなりました。スマホも許可されており「使い方が大事」だとのことでした。実際、授業を拝見しましたが、無駄にスマホを操作したり、ゲームをする子どもはいませんでした。

【PTAなしは大丈夫?】
コミュニティスクールで十分だ、とのことでした。地域協働本部が機能することで、必要な関係は築けるそうです。中央区は文科省が求めるコミュニティスクールは、全国的にも少数派となりつつある未導入自治体です。文科省からは、コミュニティスクールは努力義務とされています。

【チョークをほとんど使わない授業】
流山市はICT教育が積極的に活用されている自治体のひとつです。教員負担軽減のためにICTが活用されていると言います。何度も黒板に書いたり消したりすることより、その教材を次に更新したり、他の教員と共有したり、授業改善に役立つものだとのことでした。

子どもたちも主体的にタブレットを活用していました。同じ授業を受けていても、使うアプリは人それぞれという場面もありました。まさに文具のように、自ら選んで使っていました。

【考える子どもたち】
生徒たちによる選挙活動実績を拝見しました。自ら考え、政策を打ち出し、共感を求めてしっかりと発信する政策ビデオでした。そこには、学校への思いも、仲間への思いもあふれていて、本当に素晴らしいものでした。私はフレンチトース党がいいなと思いました。考える力こそが、生き抜く力を育み、自己肯定感を高めていくことにつながると思います。主権者教育を私たちも生徒から学びました。

中央区でも不登校の生徒数は右肩上がりで過去最高を更新し続け、中学生では8%にもなっています。
どうしたら子どもたちが行きたいと思える学校になるのか。こども基本法を大切にし、今の校則について話し合う、子どもたちの意見表明の機会をまず一度、実施していただきたいと思います。

校長は「指導から学びの支援に転換が求められている」と今の学校について説明されました。

生徒指導から生徒支援へ

どの学校にも、今こそ、求められていると思います。

【学校ホームページに校則の公開を】
文科省は各校のホームページにて、校則を公開するように求めています。努力義務です。高橋まきこから中央区議会にて公開を実施している学校数を質問しましたが、今年2月の時点で「0校」でした。
正しく情報公開しなくては、意見交換すら始まりません。まずは誰でも知ることができるように、各校の学校ルール(校則やきまり、スタンダードなどの全て)をサイトにて公開するように引き続き求めます。

引き続き、みなさまのご意見もお寄せください。
共に学ぶ地方議員のメンバー、そして、おおぐろの森中学校のみなさま、本当にありがとうございました。

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★高橋まきこ4年間の活動実績まとめレポート集は コチラ

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