中央区民の産後ケア対象施設が3つに増えます!政策実現

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

本日の中央区議会にて産後ケアの対象施設を3つにすることなどを盛り込んだ補正予算が委員会で承認されました。30日の本会議で議決する流れです。

【中央区の産後ケア事業】
これまでは聖路加助産院マタニティケアホームのみでしたが、本年8月から新たに2つの区外施設が対象に加わることになりました。

1)聖路加助産院マタニティケアホーム(中央区)1泊7,500円
2)東峯サライ(江東区)1泊7,500円
3)東都文京病院(文京区)1泊5,000円

※金額は自己負担額で最大5泊6日まで

※対象:区内在住の母親と生後10週未満の子

これまでの利用率は年間の区民出生数(2,000人程)における12%程度の方に留まっており、コロナ前後でほぼ変わらないと確認しました。残る88%もの妊産婦は支援を受けられていなかったことを問題として、広域連携を長く要望してきましたので、その実現、選択肢の多様化はうれしく思います。

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【日帰りと居宅訪問をやらない理由】
国の母子保健法では「日帰り」と「居宅訪問型(アウトリーチ)」の3つの事業を産後ケア事業としています。中央区は依然としてこの1つのみの実施ということは大きな問題が残ったままです。

宿泊型を利用できない方の理由は様々にあります。
・上の子がいるために家を空けられない
・ペットが心配
・多胎児で連れて行くだけでもしんどい
・多胎児など母体に負担の大きい出産で10週のうちに手続きできなかった
など

こうした方々のために、日帰りや居宅訪問で「つながり続ける」ことを国は求めています。

中央区は「全ての方が産前産後ケアを受けられるように」という主旨を理解しているのにも関わらず
「日帰り利用者は比較的元気な方も多い」と言って、今後検討するという表現に留まっています。

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【妊産婦の死亡理由を考えたら即実施】
妊産婦死亡の第一位の理由は自殺です。主にうつ症状に起因しているということが、いかに孤独な子育てに追い詰められているのかを表しています。日帰りでも、アウトリーチでも、どんな方法でも「産前からしっかりとつながり続ける」ことが必要です。国はその最低として3つの事業を示しているのです。つながりが切れてしまわないように、母子の命を第一に考え、健やかに見える方であっても、その選択肢のひとつでつながり続ける必要があるのです。

今回の対象施設拡大で納得していません。これからもひとりでも多くの方が安心して産み育てられる中央区になるために、これからも強く求めていきます。

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