HSP、HSCとは?不登校・就労支援のキーワード

publicLAB セミナー「HSP、HSCとは?不登校支援や就労支援の新たなキーワードと誰でも(休める)社会〜 」オンライン勉強会に参加しました。講師は保健師、キャリアコンサルタントの菊池 泉さんでした。今日は地方議員のみならず、多様な関係者が参加し、深みのある議論になっていたと感じています。

HSP、HSCとは?

・HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは「生まれつき感受性が強くて人一倍敏感な気質のある人」の事です。生まれつきの特性で約5人に1人が当てはまるといわれています。「共感性が強く人の気持ちが分かる」などいい面もありますが、周囲の刺激に敏感で疲れやすかったり、周りの人との違いに悩むなど生きづらいと感じる方もいます。

 

・HSCとはHighly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)の略語で、「非常に繊細な子ども」という意味になります。HSPとHSCは大人と子どもという他に、明確に区別はありません。HSCの特徴はHSPと違いはなく、生まれつき刺激などに敏感な性質があります。そのため環境の変化や人が大勢いる場所を苦手とするすることが多く、学校などの集団生活になかなか馴染めないことがあります。

※以上、サイトより抜粋

 

【誰にとっても居心地の良い場所を考える】

今日の勉強会では、5人に1人が当てはまるというHSP/HSCのためだけではなく、誰にとっても居心地の良い場のあり方を話そうという主旨で進められました。35人学級では負担に感じるとか、疲れるので一人になりたいとか、感覚は人それぞれです。

特に公教育の場(区立幼稚園や小学校、中学校など)で、その難しさと直面しているという声は少なくありません。今日も全国的な取り組みの事例や、インターナショナルスクールの配慮で救われているなど、多様な事例も話題になりました。

実際に中央区内でも、こうした困難を抱えている子ども達は少なくありません。それぞれの場で、支援を受けたり工夫をしながらの登校などをしているとお聞きします。

広島市で別教室に少人数で成立しているといった事例もあり、中央区の保護者で求める声がある「情緒級」の設置で共に対応できるのか?など、想像をしながら聞きました。

中央区の現状は教員不足と教室不足と聞いており、どうしたら実現できるのか、これからも各地の仲間と共に、学びを深めていきたいと思っています。今夜も貴重な機会をありがとうございました。

 

 

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