この時期に毎年増えるのが、早朝のファミサポ依頼です。複数の提供会員から、みなさん困っている、とお聞きしています。実際に私もご依頼いただいた経緯があります。
保育園では7時30分からなど早朝出勤に対応するしくみがあっても、小学生になる4月1日から居場所がありません。
・学童やプレディの開始時刻は8時30分
・学校が始まっても「8時15分まで登校させないでください」と指導されている(学校による)
そこでファミサポ(ファミリーサポート事業)に依頼となるのです。ファミサポのマッチングが困難なことはこれまでもお伝えしてきました。早朝に提供会員自宅保育となると、さらに難易度は増します。
【地域の居場所は児童館か】
学童クラブやプレディの早朝対応や、児童館を早朝にオープンするなど「地域の切れ目のない支援」が求められています。ある程度の地域・地区による集約化(拠点化)が必要な程度のニーズだとは思いますが、困っている人が一定数いる状態が続いています。
学校が始まっても、低学年のうちは、ひとりで自宅に鍵をかけて出かけることは心配で、ファミサポ利用が続くことも少なくない、とお聞きしました。
ファミサポは児童館での保育も認められているため、依頼会員と提供会員双方の自宅が難しい場合でも、児童館が空いていれば対応できる可能性も広がります。
【切り札はベビーシッターか】
中央区は2022年4月から未就学児全体に、利用対象年齢が拡大されますが、一定の要件を満たせば小学校3年生まで対象とできると東京都は示しています。そして都の対象は24時間です。こちらの導入により、小学校低学年にも、早朝にも対応できることとなり、忙しい朝でも、自宅に来てくれることにより負担軽減となるかも知れません。(交通費の負担があるため、1時間の利用と学童送りという組み合わせのニーズがあるか?は、みなさまにお聞きしたいところです)
私も提供会員なのですが、コロナの状況下にある現在、集団生活の子ども同士が自宅で濃厚接触となることは困難と判断し、今年はお引き受けを断念しました。早朝は家族がみな自宅にいるために困難です。
プレディの登録すらできない、一日も短時間でも小学生を預けられる方法がないのか、というご相談も続いています。児童館なのか、シッターなのか。何が、できる地域支援で、どんな方法をどのように困っている方々へ伝えていくのか、引き続き確認と要望を続けます。みなさまのお困りごとがあれば、よかったらお聞かせください。
ご意見やご要望などは
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★★★★★★★
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