築地まちづくり(築地市場跡地の再開発)に向けて「23haを一体的に整備する事業者」の募集が令和4年度に予定されています。この直前の今、昨年11月に東京都が公表した「築地地区都有地活用事業の実施方針の方向性について」中央区がどのように受け止め、対応していくのか、中央区議会、築地等地域活性化特別委員会に出席して、質問をしました。
・築地地区については、臨海部など周辺地域における様々な機能とも有機的なつなが
りを図りながら、相乗効果を生み出し、 東京ベイeSGまちづくり戦略 の推進にも資す
るよう、まちづくりを進めていく。
道路交通、ヘリポート等による空路、隅田川からの舟運、歩行環境の連続性など、まさに「交通結節点」としての機能を担う、重要な拠点となることが示されています。
【令和4年度の変化と注目】
・環状第2号線:令和4年度に全線開通を予定
・築地川:築地川・汐留川 河川整備計画(※パブコメ 3月4日まで)
・首都高速晴海線(市場跡地を地下で通過予定)につながる
首都高速都心環状線 新京橋連結路(地下)の新設(2月17日に質問〆切)素案とりまとめ
・東京高速道路(KK線)再生の事業化に向けた方針(中間まとめ案)※パブコメ3月11日まで
築地につながる、大切なまちづくりです。
パブコメ=パブリックコメント、都民のみなさまの声を聴く機会です。関心のある方は、ぜひ期日までにご意見を提出してください。
【中央区の対応はどうか】
私は「築地地区都有地活用事業の実施方針の方向性について」
「にぎわいを先行的に創出し、さらに本設整備後は、本格的なにぎわい創出に移行する。なお、整備箇所について、都は指定しない。」
という点が、私は気がかりでした。
中央区は、この方向性全体として「中央区のこれまの要望を反映した内容であり、評価している」ということでした。工事期間に配慮も必要だとした上で「区として最大の利益となる開発のために、あり方に関わっていく」と説明しました。
特に首都高速晴海線については、区内への影響もあり、線形が明確になった際には協議していく姿勢も明らかにしました。
晴海の選手村につなぐ交通拠点として、ひとつの役割を全うした築地が、今年、新たなステージに変化していくことは間違いなく、引き続き、安心安全との両立の視点を大切に、注視していきます。