ひとり親やワンオペの友人や知人から「私が倒れたらどうなるの?」など、いざという時への不安のご相談を時々受けます。子どもの養育が困難になった場合には「子どもショートステイ」という制度があります。詳しくは後半で説明します。
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国の第5次男女共同参画基本計画においても、コロナの影響を受けて厳しい状況にある、ひとり親を支援することが示されています。
ひとり親は特に多忙であることから、私はワンストップ窓口とコミュニティネットワークの充実を要望しています。必要な情報をわかりやすく、ダイレクトに伝えてくれる関係性が重要だと思います。
中央区議会の決算特別委員会にて、以下の質問をしました。
・養育費確保支援事業(事例:横須賀市)
・住宅支援
・世帯分離への支援
・カウンセリングの提供
・女性無料法律相談
いずれも本人の希望を聞き取り、状況に合わせて対応しているとのことです。ワンストップ対応ではなく、関係部署で連携と説明しています。
私は離婚前こそ、悩んでも相談しにくく、支援制度がないために困難な状況となるために重要だと考えています。「離婚前の情報提供」や相談、講座など、詳しく知る機会の提供を要望しています。
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<子どもショートステイ>
・3歳児まで:二葉乳児院(新宿区)令和2年度は19件
・2歳~中学生:石神井学園(練馬区)令和2年度は3件
ショートステイ施設は2つで、それぞれ1人の枠が確保されています。中央区内に施設はなく、施設に入所できない場合は「協力家庭」に依頼します。協力家庭は区内に4拠点あるそうですが、昨年度の実績は0件です。
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コロナに感染した事例では、自宅療養、ホテル、病院入院など、親子が一緒のケースもあれば、分離のケースもあり、それぞれの状況によると聞いています。
ひとり親やワンオペの方がそれぞれに、どんなコミュニティ活動だったら「助かる」「安心」だと実感できるのか。みなさまと意見交換をしながら、考え提案していきたいと思っています。
私自身は、もっと他の自治体事例などの取り組めることを学び、議会で確認を続けます。
【中央区】ひとり親支援(ひとり親になる前に)
参考(special thanks)ひとり親家庭支援のための地方議員ネットワーク