いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
DV被害者の日々の心の動きを丁寧に表現した映画「五月の雨」とトークセッションを視聴した後に、視聴者座談会に参加しました。誰もが「自分ごと」として捉えられる構成となっていました。夫からのDV被害(モラハラ)に悩み、離婚して共同親権となった母が主人公となっています。共同親権と子どもの権利、ひとり親支援、DV相談から、ワンストップ相談支援体制を改めて考える機会になりました。
【DVと気づくことができるのか】
勇気を出して相談して「それはDVですよ」と言われて初めて気づいた、という方は少なくないそうです。わかりやすい身体的暴力がDVと知っていても、心理的・社会的・デジタルDVなどはまだまだ認知の必要があるということでした。DVを日々受けていることで、自己肯定感が低くなっている方が、一歩を踏み出す難しさ、も映画から感じ取れました。
【ひとり親の孤独な悩み】
私の関心ごとは「どこに相談したらよいか、わかるのか。相談したいと思えていたのか」です。私でさえ、中央区や東京都のどの窓口にいつ、どう連絡するのが最善かを悩む案件は、これまでも少なくありませんでした。ましてや、被害に遭っている方が、判断できるのか?そこに希望を感じられているのか、が気になっているからです。
座談会で経験者の方々からお話を聞く機会がありました。何度も「たらい回し」にさせられ、都度、一から何度も説明を繰り返す。辛い記憶なのに、これでは二次被害と同じです。ワンストップ相談支援体制で、そうした傷つきをなくさなくてはなりません。
子どもの支援や経済的支援など、困りごとや相談ごとは多岐にわたります。心に余裕をもつことが難しい日常にあると、つい抱え込んだままとなってしまいます。情報を探す、窓口に行く、相談するといったことのハードルを下げないと「諦めてしまう」と意識しなくてはなりません。


【子どもの権利】
名古屋市には子どもの権利相談室「なごもっか」があります。子ども自身がどんな悩みや心配ごとでも、相談できる場所です。相談する子どもの気持ちを一番に考え、秘密を守ると表現されています。まず安心して相談してもらいたい、そうした配慮が確認できます。さらに重要な点は、解決や権利の回復のために調査や要請、勧告も行える点が、全国でも貴重な事例のひとつです。
保護者との対話が困難な時や、子どもが自分自身で進路を決め難い局面、共同親権への対応など、ひとりで解決することが難しい場面に、子ども自身が希望を失わないために、こうした権利擁護機関が大変重要です。
【女性支援法】
令和7年6月に施行されて1年となる「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が浸透しているのか、改めて確認したいと考えています。「困難な問題を抱える女性」とは、性的な被害、家庭の状況、地域社会との関係性その他の様々な事情により日常生活又は社会生活を円滑に営む上で困難な問題を抱える女性(そのおそれのある女性を含む。)をいう。と定義されています。重要な点は「困難な問題を抱える女性への支援が、関係機関及び民間の団体の協働により、早期から切れ目なく実施されるようにすること」であると思います。必要に応じて保護となるケースもあり、まずは「相談をしてみる」ことから始めていただけたらと思っています。
DVは暴力の前に支配だという認識が重要とのご指摘でした。まずは心理的な健康を取り戻すところから、始められる環境整備に取り組みます。子どもも親も一体的に支援する相談支援体制が、どのように実践できるのか。これからも東京都の考えを浸透できるように、取り組みます。




(今日のこと)東京都男女平等参画審議会に委員として出席しました。「東京都男女平等参画推進総合計画」の策定に向けて、熱意あふれるご意見が多くありました。私は「ワンストップ相談支援」と「女性のライフステージに応じたSRHRが大切にされる健康相談支援」が伝わるように要望を伝えました。
名古屋市のみなさま、貴重な機会をありがとうございました


