あいち小児保健医療総合センター「こども事故予防ハウス」を視察

いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。

先日、子どもの事故予防地方議員連盟の中部研修に参加してきました。今回は、所属している会派、都議会都民ファーストの会からは、松岡都議とさいとう都議と3名で参加しました。2日目は大府市にある「あいち小児保健医療総合センター」内にある「こども事故予防ハウス」を視察しました。

【愛知県として子どもの事故を予防したい】
こちらの病院は、1990年に愛知県議会において「子ども病院建設請願」を採択し、1993年に「愛知県小児保健医療対策基本構想」を策定することで、県立の子ども病院の建設が推し進められてきたとのことです。主に県内の子どもの健診を通じて、防げる子どもの事故について、啓発活動に力を入れているとのことで、健診を重ねる毎に「事故予防を実践した」家庭が増えていると、成果を確認しているそうです。家庭への直接アプローチが効果的で、大切にしているというお話でした。愛知県の特徴として、子どもの健診情報がかつてからデジタル化されていたことも、展開の大きな基盤となっているそうです。

【視察:子ども事故予防ハウス】
最近では予防可能な事故がたくさんあることがわかり、子どもの事故を予防するために「親が目を離しても安心安全な環境をつくること」が重要とのことでした。こちらは、事故に遭ったご家族の支援やリカバリーへのカウンセリングなどを続けている点は、ぜひ東京都でも取り組みたいことですし、現状、どこがそれを担ってくださっているのか確認したいと思いました。

「私が目を離したから、いけなかったんですね」と自責の念を口にする保護者が後を絶たず、あまりにも無念で、予防を広めたいと取り組みを強化してきたとのご説明に胸が痛みました。子ども事故予防ハウス内では、家庭内で起こりやすい誤飲・窒息事故、やけど、死亡・重度障害につながりやすい転落事故や溺水などの予防について紹介しています。毎月「子どもの事故予防教室」を定期開催して、広く、詳しく学ぶ機会の提供にも尽力されているそうです。

<参考:最近の取り組み>
・愛知県内2つの市と連携したサーベイランス事業(碧南市、知多市)
・三徳コーポレーションと連携して事故予防プログラムをつくる
・ぴよログとの連携活用:特徴は夫婦で育児記録を共有しながら事故予防に活かす
・愛知県虐待予防ネットワーク事業(県委託)
・沼口先生(名古屋大学)の講演を毎年継続している

【子どもの発達特性と家庭の困り感】
「子どもの発達特性を背景とした育児負担の大きさが事故の背景にあることも多い」という点に、全国共通の課題があり、どうアプローチするかは、東京でも注力すべきことがあると思いました。事故予防というと萎縮しがちだが、発達している子どもに関わることで、そもそもは「発達を促したい」という目的が優先されるべきことを忘れてはいけないとおっしゃっていたことも印象的です。ポピュレーションアプローチは乳幼児健診ですが、ハイリスクにどうアプローチするか、孤立など、届きにくい方々へのアウトリーチが課題だと思っています。東京都の現在の取り組みも再確認をしながら、ハイリスクへのケアも取り組んでいきたいと思いました。

視察、研修にご協力くださったみなさま、ありがとうございました!

R8年度 東京都予算案、新規「子どもの事故予防」
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