CDR(チャイルド・デス・レビュー)東京の検証数を増やすために

いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。

子どもの事故予防地方議員連盟 のワーキンググループ活動の一環として有識者であるドクターの先生方と勉強会を実施しました。

うめもとこどもクリニック(三重大学)梅本 正和 先生
名古屋大学 沼口 敦 先生

診察や研究など、大変にお忙しいところを、熱意をもって対応くださり、その思いを共有できる時間となったことに、心から感謝を申し上げます。これまで、私個人としては子どもの虐待予防学会の研究発表やそのワーキンググループの先生方との学びの場、そして議連としても勉強会を続けてきたところですが、
政治や社会全体の取り組みの重要性を深く受け止めています。今回、梅本先生の論文を拝見して、積極的かつ検証数が圧倒的である三重県のお取り組みをぜひお聞きしたいと思い、この機会を心待ちにしていました。

【同意というハードル】
三重県は不同意の確認であることが、検証数の多さにつながっています。不同意確認の是非がこども家庭庁とのやりとりであり、今後にも注目をしています。これまでの実績と、取り組みの定着は、東京都を始めとする全国のモデル自治体が学ぶべきことは多くあることもわかりました。乳幼児の死亡率が全国と比較して高かった三重県は、かつて全国ワースト2位でもありました。CDRで予防につなげるのだ、という強い意思が当然に共有されているようにも感じられました。

その時に誰がCDRの説明をして同意を得るのか

その時は誰が伝えても難しいのかもしれない、だからこそ、知ることはその前に一般論として浸透させておきたい、という願いがあります。

【学会からの提言】
今年2026年に入り、 日本小児科学会をはじめとする各専門学術団体の連名にて、こども家庭庁に呈して「わが国のチャイルド・デス・レビュー(Child Death Review; CDR)の確立に向けた提言」が発出されたことは大きな推進力につながるものです。4つの提言はぜひ、みなさまにご一読いただきたいものです。CDRはすべての子どもの最善の利益のために、生きている子どもも亡くなってしまった子どもも公平に、公衆衛生のためにといった観点で伝えられています。

【東京都の課題】
12月の高橋まきこの都議会一般質問に対して、東京都は「協力医療機関の拡大に取り組む」と説明しています。医療機関が増えることが、検証実績につながるというものですが、全国の視察研修を踏まえると、その上で、東京都として体制づくりの足場を強くするサポートができるのではないか、と期待するところもあります。医療機関は医療の最前線であり、行政や法律を含む各専門家をコーディネートするサポートは、つまり事務局は東京都が望ましいのではないかという視点です。

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最後に、先生方とつながる思いとして「子どもの虐待予防」に対して、今できることを話し合いました。今、活かされている訪問看護のしくみで、自宅内にアウトリーチしながら支えていく地域のしくみ、です。私の親しい訪問看護を担う看護師の方によると中央区は「マンション内の中学生への訪問が多い」ということでした。障がいなどの特性のほか、高い教育目標に押しつぶされるように心を閉ざした子どもや、不登校など、状況は様々のようですが、その心の傷を癒していく、心強い存在だと知りました。中高生の自殺が高止まりの今、急いでできることも同時に取り組まなくてはならないのです。

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